『まいご3兄弟』の舞台の安曇川で『まいご3兄弟』を見る

まいご3兄弟
NHKのドラマ「ちりとてちん外伝 まいご3兄弟」が先日放送された。
何にでもすぐに影響されてしまう当方なので、ドラマの舞台となった滋賀県高島市安曇川に出かけてきた。

道の駅 藤樹の里あどがわを見学したら、やっぱり「まいご3兄弟」のビデオが放映されていた。
#写真は、徒然亭四草が扇骨職人の九郎と語り合うシーン


ドラマでも紹介されていたが、安曇川は扇子の骨(扇骨)の名産地。道の駅 藤樹の里あどがわには、見学用の扇子工房がつくってあった。

職人さんが実際に扇骨を削るところを間近で見れるようです。15時に工房は閉まってしまうようで、僕がその時間に到着すると後片付け中でした。ちょっぴり残念。
しかし、写真撮影は気軽にさせてくれました。

職人さんが立ち上がって奥に引っ込むところ。たくさんの削りカスが見える。
工房

時間が遅くて、実際に扇骨を削る姿は見れなかったけれど、僕はドラマで扇骨削りのシーンを事前に見ていたので、仕事ぶりがよく想像できた。
ドラマにも出てきた、削り道具も展示されていた。
削り道具
#ドラマの内容によれば、夜に騒ぎすぎると九郎にこの包丁で・・・。

扇骨がおよそ完成するとこのようになります。
ほぼ完成した扇骨

本当は安曇川の町(というか、ドラマに出てきたような田園地帯)も見に行こうかと思ったけれど、夕立が来そうだったので今回は断念。おとなしく帰ってきた。
#このガソリン高騰の折、本気で道の駅だけ見て帰ってくるという贅沢ドライブ

なお、「まいご3兄弟」は2008年8月20日(水)14:05~14:49に NHK総合でもう一度再放送される予定だそうです。
#ただし、高校野球が順延になると流れるそうな・・・。

この前の日曜日にも再放送されていたので、僕はもう一回見たわけですが、2度見ても楽しめましたです。
いろいろ調べると、このお話は上方落語の「宿屋仇」をモチーフとしているらしい。そういわれて、「宿屋仇」のあらすじを見てみると、いろいろニンマリできる。
上方落語メモを見れば、宿屋仇(上)宿屋仇(下)で話が読める)

相撲を取るとか、「四草は親思いや、親思いは四草や!」のせりふとか、そういう細かいところまで本歌取りしてあるのに舌を巻いたなり。

そういえば、道の駅には中江藤樹という江戸時代初期の陽明学者の母子像が設置されていた。
病気に犯された母のために藤樹が薬を持って旅から帰ってきたシーンであり、彼が母思いであったことを示しているそうだ。
「まいご3兄弟」で四草が語る母親と息子の話は、藤樹の母孝行が下敷きになっているんだろうか。考えすぎだろうか。

総集編DVDに「まいご3兄弟」収録 「まいご3兄弟」座談会収録

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