この緊張感は、たぶん明日の夕方までずーっと続く。あー、やだやだ。
会社帰り、車を運転しながら、本当にどこかへ逃亡して消えてしまおうかと思ったくらいだ。
もちろん、全てを捨て失踪するだけの勇気もない当方なので、深いため息を付きながら結局家に帰り着いたが。
ポストを覗くと、通販で注文していた森見登美彦の新刊『宵山万華鏡』が届いていた。
「何もこんな最悪な気分な時に届かなくても・・・」
と悪態をつきながら開封した。
あああ!
表紙がキラキラ輝いてる!
万華鏡みたいだ!
よっぽど当方の精神は病んでいたのか。
表紙の輝きをしばし眺めているだけで、落涙しそうになった。
書店サイトの表紙画像ではこの輝きが見えない。サプライズだ。
誰の仕事だろうかと奥付を見たら、装丁: 大久保伸子、装画: さやか とある。
装丁の大久保さんは、e-honでフェアが開催されてるし、この世界では有名な人なんだろうか。
いずれにせよ、当方は感動の渦中にあり、気分もずいぶん楽になった。
帰宅したらすぐに不貞寝しようかと思っていたのだが、『宵山万華鏡』を早速読み始めるべきか、金曜ロードショーで『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版: 序』を見るべきか、迷う程度には復活してきた。
良かった、良かった。
ところで、森見登美彦のサイン会があるらしいよ。京都、東京、奈良の3会場(詳細スケジュールはこちら)。