松浦亜弥の薬物防止パンフレット帝塚山大学で入手

松浦亜弥毎週月曜日の午前、帝塚山大学に出入りしている当方。今朝、キャンパスの入り口で右のようなパンフレットを手渡された。
何の説明もなく、無言で渡された。キャバクラのビラの方が、よっぽどフレンドリーで広告効果も抜群だぞ、と思いながら受け取った。

その時は、ふーん、と思いながら眺めただけなのだが、帰ってきてからいくつかのニュースを見て事情が判明した。

学生の不祥事について(お詫び)

 7月4日(土)に、本学学生が大麻所持で逮捕されました。本学では学生に、大学生としての自覚と良識のある行動を促すとともに、「薬物乱用防止」について大学を挙げて啓発活動を行ってきましたが、力が足りなく、このような不祥事が発生してしまいましたことは誠に残念なことであります。本学学生、保護者、卒業生ならびに社会の多くの皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
 本不祥事に対して本学では、直ちに学部懲戒委員会を設置し、事実関係を確認の上、厳正に対処いたす所存です。
 本学といたしましては、今回の不祥事を真摯に受け止め、即日学長名での告示を行い、学生への注意を喚起するとともに、大学の危機管理対策会議で再発防止委員会の即時立ち上げをいたします。また、学生指導を徹底し、教職員一丸となって薬物の所持、使用等の犯罪行為が再発しないよう、決意をあらたにいたします。

平成21年7月5日
帝塚山大学 学長 山本 良一


土曜日に学生が逮捕され、月曜日の朝からパンフレット配布という具体的なアクションを起こしたところは評価に値する。しかし、もうちょっとやりようがあっただろうに、と思うところを記しておく。
なお、観察対象は東生駒キャンパスだ。

僕の観察では、パンフレットの配布は8:50から始まった。講義の開始時刻は9:00である。学生が時間通りに登校することを前提とするなら、配布時間は10分程度だったことになる。最寄駅への電車の到着、および接続バスの間隔が10分なので、1回分の登校ラッシュしか対象とできなかったことになる。
僕の知る限り、8:20頃には少なくない数の学生が登校し始める(最寄り駅で朝マックしながらNHKの連ドラをワンセグで見ているというアリバイのある当方なので、ここら辺の目撃証言は信用していただきたい)。とすると、8:20-8:50に登校した多くの学生にはパンフレットが行きわたっていないのではないだろうかと思われる。(「つばさ」を観終わって、8:40に大学に到着したとき、配布は行われていなかった。控室で出勤簿に押印し、8:50に控室出たときに、ちょうどパンフレットが配布され始めたの目撃したという、当方の証言を信用していただきたい)。
その後、講義を行っていたので、パンフレットの配布がいつまで続いたかは知らないが、12時ころに帰る頃には、配布は行われていなかった。

そして問題なのは、パンフレットの配布がほぼ無言で行われていたらしいことだ(少なくとも、僕は無言で渡された)。
「本大学の学生が逮捕されました。再発防止に取り組みましょう」
など、せめて一言添えなければ、パンフレットを配ったところで暖簾に腕押しだろう。
僕は事件のことを知らなかったけれど、「松浦亜弥のビミョーな仕事は後でネタになる」という思惑があってきちんと読んでみたが、そうでない学生たち(今の20代前半に、松浦亜弥のファンは少ないのではないかと思う)にとっては、単なるゴミだろう。
どのような事情で配布しているパンフレットなのか説明がなければ、啓発効果はないに等しい。

パンフレット以外の広報活動は、僕が観察する限りでは行われていなかった。
僕は、大学でどんなことが起きているのか知りたくて、掲示板を良く見る方だが(奈良国立博物館での催し物や、地方公務員の募集、講義レポート未提出者の学生番号など、かなりの情報を毎週仕入れている)、今日の午前では事件に関する情報は見つけられなかった。
僕がたまたま気付かなかっただけかもしれないが、そもそも人に気付かれない「学生への注意を喚起」っつーのもな・・・。

まじめに再発防止に取り組む気があるのか、社会からの批判されないようにポーズだけとっているのか、僕には疑問符がたくさんわいてきた。

ところで、配られていたパンフレットをよく調べてみると、今から3年前の2006年6月に作成されたものらしい(ポスター一覧; しかし、”さわやかスポーツ!”系の意匠が多いのはなぜだ?)。

3年前のパンフレットが配られるという点に、色々な事情が透けて見えるような気がしてならない。
3年前は薬物乱用に関してまじめに取り組まれず、パンフレットは配布されずに倉庫にしまわれたままだったんじゃないだろうか。それが今頃になって使用されたのではないか(ただし、大学で死蔵されていたのか、奈良県庁(パンフレットに記された部署)で止まっていたのかはわからない)。

3年前の怠慢な取り組みを責めるべきなのかもしれない。
しかし逆に、昨日の今日で急きょ対応するために、倉庫に眠っていただろうパンフレットの存在を思い出し、引っ張り出してきた点はファインプレーかもしれない。

なお、僕自身は、薬物乱用や今回の学生の事件に関して明確な主張もポリシーもないことを申し上げておく。「私の家のアジサイが、今年もきれいに花を咲かせました」くらいの、時事報告くらいの軽い気持ちでこのエントリーを記している。偶然、その場にいたから。

あとついでに言っておくと、薬物乱用に特にポリシーがない当方(再掲)であるが、今回を契機として薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページで少し勉強してみてもいいかな、という気にはなってきている。

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