今日は久しぶりに生き別れの愛猫・あるにゃんの面会に行ってきた。
しかし、彼女は僕の顔を見るなり逃げ出した。棚の奥に隠れて出てこようとしない。
美味しそうな魚の干物を持って誘いに行ったのだが、牙をむいて唸り声をあげるばかりで、完全に僕の事を敵視している。
僕は悲しい。悲しかった。
里親さんの話によれば、あるにゃんは警戒心の強い猫になってしまったが、これほどまでに威嚇する姿は見たことがないという。
宅配人などがやって来たときは、玄関に座っておとなしく相手を観察したりするという。僕と会った時のように、一目散に逃げ出すということはないという。
里親さんの夫の人にはとてもよくなついているという。唸り声をあげないのはもちろん、夜は一緒に寝ていたりするという。
なぜだ。なぜなんだ、あるむ?
そんなに俺のことが嫌いになったのか。
ガックリきた。