MRIの強力な磁力

かなり前に、知り合いの技師さん(♀)から「MRIのそばで金属はご法度」という話を聞いた。MRIはドームの中に強力な磁界が発生するため、金属が吸い寄せられてしまうからだそうだ。

彼女が言うには、患者がMRIに入る前に金属製品を見につけていないか慎重にチェックするそうだ。たとえば、耳につけているピアスなどは、肉がちぎれてMRIの内壁に付着してしまうそうだ。
耳に怪我を負った本人も可愛そうだけれど、技師も泣きたくなるそうだ。MRI内の磁力は、装置を停止させても消えず、ドームの内部に張り付いた金属片を引き剥がすのにかなりの苦労をするからだそうだ。

そんな話を彼女から聞いたのは、10年近く前だろうか。
幸か不幸か、僕はMRIに近寄ったことがないので、その真偽はよくわからなかった。

ところが、「MRI室の中に金属を持って入ってはいけない理由がとてもよくわかる動画」(GIGAZINE)で、そのことをデモンストレーションした映像が紹介されていた。
スイカを人の頭に見立て、MRIのそばに酸素ボンベを近づけると・・・。
そして、くっついた酸素ボンベはなかなか取り外すことができないでいる。







さて、冒頭に登場した技師さん(♀)から聞いた話には続きがある。
彼女が付け足して言うことには「特にカツラ。ヤバい。」だそうだ。
#クール・ビューティ系の顔で、ぶっきらぼうなしゃべり方の彼女はそそるのだ。

MRIに入る前に、ピアス等をはずすよう指示するのはもちろんだが、「万が一、カツラをしていらっしゃるなら、それもはずして下さい」と言うそうだ。カツラを頭部に固定する金属クリップがMRIの磁界に反応するからだ。

しかし、不幸なことは、カツラをしている本人は、その存在を隠しておきたいと思うことだ。だから、黙ってカツラをつけたままMRIに入ってしまう人もいるとか。
装置が動き出して強力な磁界が発生すると、もちろんカツラは吹っ飛んでMRIの内壁に付着する。この時点で、その人のカツラ着用が知られてしまうのだ。かなりの赤っ恥モノ。

さらにその人にとって不幸なことは、技師さんらから冷淡な目で見られることだそうだ。MRIに付着した金属片を剥ぎ取るのは、上に書いたとおりかなり大変。舌打ちとかされても、本人は赤面してうつむくしかないよね。

そして、MRIの内壁から生える毛(カツラ)という絵もシュールだよね。病院で病気治す前に、死にたくなるかも。


ただし、知り合いの技師(♀)から聞いた後半の話に関しては、僕が担がれただけかもしれない。
そういう現象が起きる(カツラがMRIの磁力に吸い付けられる)ことは、MRIの原理により正しいし、上のビデオのような映像もある。
しかし、本当にカツラをつけたままMRIに入る人がいるのかどうかは、僕には知る由がない。

このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント (3)

  1.  クリップ1つくっついただけで装置を停めざるをえなく、しかも1回再起動するのに1000万かかる、みたいな都市伝説みたいな話を聞いたことがあります。

  2. らおうさん:
    紹介していただいたページ、素晴らしいです!
    思わず読み入ってしまいました。オーダーメイドで25,000円というのも、わりと手が出る価格ですなぁ。

    steraiさん:
    今度、技師(♀)に真偽を確かめてみます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。