永作さんは1970年生まれでした

先ほど後悔した記事「NHK『さよなら私』第1回」において「本日、永作博美さんの41回めの誕生日である」と記載しましたが、正しくは44回目の誕生日でした。
訂正させていただくとともに、お詫びして当方の大好きな永作CMを貼り付けておきます。
このCMのディレクターと後に結婚するという事実に対してだけは嫉妬の炎をメラメラと燃やすんだけれど。


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NHK『さよなら私』第1回

本日、永作博美さんの44回めの誕生日であることを全身全霊をかけてお祝い申し上げる当方が、NHKドラマ10『さよなら私』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1回「彼だけはやめて」

41歳の星野友美(永作博美)は幸せな毎日をすごす主婦である。
都市計画に関わるエリートで優しくてハンサムな夫・洋介(藤木直人)、および天真爛漫な5歳の息子・健人(高橋來)と3人で穏やかに暮らしている。

息子の出産以来、夫とセックスレスであることが唯一の欠陥ではあったが、それすらも些細な事だと思えるほどであった。

息子・健人を寝かしつけるのも友美の役目であった。息子は友美の髪を掴んだまま寝入ってしまう癖があった。息子を起こさないよう、そっと彼の手を解いて髪を抜く一瞬に友美は幸せを噛みしめるのだった。

ある日、同窓会が開かれることとなり、友美は出席することとした。
友美が通っていたのは女子校であったが、特に仲の良い親友がいた。彼女に久し振りに会うのが楽しみで仕方なかった。

彼女の名は早川薫(石田ゆり子)という。
友美と薫は、性格も育った環境も正反対だった。大人しくて優等生タイプの友美に対して、薫は快活で気っ風のよい性格だった。友美が大学卒業後早くに結婚して家庭に入ったのとは逆に、薫は映画プロデューサーとして第一線で働いている。多数の男性部下たちに向かって、歯に衣着せぬ物言いでバリバリと仕事をしている。自由奔放に生き、今でも独身である。

友美が薫に会うのは久しぶりのことであった。子持ちの主婦とキャリアウーマンでは生活習慣が異なり、なかなか会う機会が設けられないからだ。しばらくぶりの再会で、話に花が咲いた。

ところが、ふと薫が気になることを言った。友美は、息子が自分の髪を掴んだまま眠ることを誰にも言ったことはなかった。なぜかそれを薫が知っていたのである。
友美が問い詰めると、薫は以前に友美から聞いたと言い張るのみだった。

ふたりの仲が険悪になりかけると、もう一人の友人・三浦春子(佐藤仁美)が場を和ませた。昔から、ふたりが言い争いそうになると春子が緩衝材になるのが常だった。少女時代から全く変わらない友人関係を懐かしく思い、その場は収まった。

しかし、帰宅後もう一度思い返してみると、やはり友美には納得がいかなかった。息子が友美の髪を握りながら寝るという事実は、自分を除けば夫・洋介しか知らないはずである。夫がどこかで薫に話したのではないかと疑い始めた。

ある夕、洋介から友美へメールが届き、帰りが遅くなるという。疑いを抱いた友美は、薫のマンションの前で張り込みをした。
自分の思い過ごしであることを祈る友美であったが、そこへ洋介が実際に現れた。そして、薫のマンションへと入っていくのだった。友美は激しいショックを受けた。

ある日、友美は薫を神社の境内へ呼び出した。
そこは参道に長い石段のある神社で、人気が少ない。少女時代によくふたりで秘密の話をした場所である。

友美は、遠回しかつ辛辣に話を切り出した。
友美から見れば、薫は自分に嫉妬しているように思えるのだという。幸せな結婚と出産を経て女性の幸せを謳歌している自分に対して、薫は劣等感を感じているのだろうと指摘した。だから、友美の夫を奪うことで復讐しているのだろうと言うのだ。

薫はもちろん、一方的に言われるがままにするような性格ではない。
友美の人を見下したような態度が昔から気に入らないと反撃した。そして、友美から洋介を奪うために交際しているのではなく、一人の男として愛していると述べた。ましてや、友美の夫だと知ったのは付き合い始めた後であると述べた。
それに加えて、はじめにアプローチしてきたのは洋介の方からだったという。自分から洋介のことを好きになるなどということは、友美の後塵を拝することを意味するので、知っていれば関係は持つつもりはなかったと付け加えた。

さらにダメ押しで、薫は友美たちがセックスレスであることを嘲笑した。自分と洋介はいつも楽しくセックスしていると言って嗤うのだった。

ついに友美は逆上し、薫に掴みかかった。もみ合ううちに、ふたりは石段から転げ落ちた。

しばらく気を失い、目を覚ました時にふたりの心は入れ替わっていた。友美の精神が薫の体に収まり、逆もまた同じだった。

しばし呆然とするふたりであったが、ひとまず、それぞれの体で相手の生活を継続させることとした。つまり、薫の体を持った友美が一人暮らしをはじめ、友美の体を持った薫が夫と息子の家へ帰るのである。

友美(本物)は、薫と会う前に知人宅へ息子を預けていた。友美(入れ替わり)が息子を迎えに行く様子を、友美(体は薫)は物陰から観察していた。
友美(心は薫)がぎこちないながらも息子を迎え入れると、何も気づかない息子は普段通りに接していた。その姿を見ながら、友美(姿は薫)は息子の名を呼びながら崩れ落ちるのだった。


友美(心は薫)が帰宅すると、夫の洋介はまだ帰っていなかった。ばかりか、帰りが遅くなるとメールが届いた。薫(姿は友美)は洋介と逢引する約束だったことを思い出したが、今の姿ではどうすることもできなかった。
息子・健人を寝かしつけると、何も知らない健人はいつものように母の髪を掴んで眠りにつくのだった。
薫(姿は友美)は、複雑な思いに涙を浮かべた。

その頃、友美(姿は薫)は、薫の家で一人塞ぎこんでいた。
そこへ、洋介が訪ねてきた。躊躇する友美(姿は薫)であったが、洋介がなかなか帰ろうとしないので、仕方なくドアを開けた。玄関に入るやいなや、洋介は情熱的に薫(心は友美)を抱きすくめ、熱烈なキスをした。
抗う友美(姿は薫)であったが、洋介の勢いは止まらなかった。服に手をかけられ、拒絶したい心と受け入れたい心とが葛藤した。
そして、ついに体を許すのだった。
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NHK『マッサン』第6回

今は「まつ(木公)」だの、「きこう(木公)」だの、「あるむ(alm)」だの、「あるもあ(almore)」だの、「市長(もしくは艦長)」だの、「朝ドラ評論家」だの、あだ名の一定しない当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第6回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

政春(玉山鉄二)が酒蔵で父・政志(前田吟)と語り合っていた時、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は早苗(泉ピン子)とふたりきりになっていた。

早苗は、自分がどれだけ政春を愛しているかを感情に訴えて語った。26年前の雪の日に腹を痛めて産んだこと、小学2年の政春が屋根から滑り落ちて鼻に大怪我を負った時には心配で一晩中眠れなかったことなどを聞き、エリーは早苗の深い愛情を知った。
加えて早苗は、周囲から祝福されない結婚は幸せになれる可能性がないと指摘した。しかも、エリーがどれだけ上辺を取り繕っても、性根は外国人である。生粋の日本人にはなれない。今の政春とエリーは舞い上がって幸せの絶頂だが、数年後にはひどく後悔するだろうと予言した。政春の苦労する姿は見たくないと言うのだ。

早苗の政春を思う気持ちを聞くにつけ、エリーは自分の母・ローズマリー(インゲ・ムラタ)との関係を思った。エリーも母から結婚を猛反対された。埒の明かなくなったエリーは夜中に家を抜け出すこととし、母に別れの挨拶を出来なかったし、母からの祝福の言葉ももらっていない。
唯一、家を出る前に、母の寝室の前で別れを告げた。自分は駆け落ちするが、どんなに離れていても親子であることには変わりがないと扉に向かって話した。

エリーがどれだけ自分の母のことを思っているかを考えれば、早苗の政春を思う気持ちが痛いほどよくわかった。自分が原因で政春と早苗の関係を壊すことはどうしても避けなければならないと思い至った。それで、エリーは政春に別れも告げず、亀山家を去った。

政春が父との語らいを終え、母屋に戻ってくると、エリーの姿がどこにも見えない。早苗の空々しい態度を見て、彼女がエリーを追い出したのだといっぺんに悟った。政春は家を飛び出してエリーを追った。

エリーを乗せたバスはすでに出発してしまっていた。政春がバスのりばに到着した時には、バスは彼方に小さく見えるだけだった。それでも諦めず、政春は走ってバスを追った。人だけが通れる近道を使って、なんとかバスに追いついた。

バスの前に飛び出して止めると、政春は英語で『蛍の光』を歌い始めた。
それはふたりの思い出の歌だった。スコットランドでエリーが駆け落ちを決めた夜、彼女は政春の下宿へ向かった。窓の下から『蛍の光』を歌い、エリーは政春を呼び出した。そして「私を日本に連れて行って」と懇願した時の思い出なのだ。
日本語の『蛍の光』は別れの歌となっているが、原曲は親しい人との再会を祝う歌なのである。この場で『蛍の光』を歌う政春の気持ちがエリーには伝わった。

政春は、エリーはエリーのままで良いと言った。無理をして日本人らしく振る舞う必要は無いと言うのだ。そして、エリーのいない人生は考えられない、だからそばに居てくれと懇願した。

ふたりは人目も憚らず抱き合い、互いの愛を再確認した。
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NHK『マッサン』第5回

大学生から大学院生の頃のあだ名は「まつ」もしくは「まっつ」だった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第5回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

親戚たちが集まった法事で、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)はみなに受け入れられた。しかし、早苗(泉ピン子)だけは苦々しく思っていた。

翌日、早苗は政春(玉山鉄二)とエリーを自室に呼び出した。そして、エリーは政春の嫁として相応しくないと再び言うのだった。亀山家の跡継ぎの嫁は、作法と品格を備えた日本人でなければならないと言うのだ。たとえば、エリーは政春の名を呼び捨てにしている。外国ではそれが常識であっても、日本の嫁がすることではないとあげつらった。

それでも折れない政春を見て、早苗は最大の妥協案を提案した。それは、政春は別途日本人の正妻を迎えて、エリーを妾にするというものだった。

政春は激怒した。勘当を覚悟で家を出ることにした。すぐに大阪へ出て、世話になっている酒造会社に行くことを決めた。
エリーは、政春が家族との縁が切れることに反対した。政春が実家の家族をどれだけ愛しているかをよく知っていたのだ。政春にとって大切な人を失うことはよくないことだと助言した。しかし、怒り心頭の政春は聞く耳を持たなかった。

ただし、政春にも一つだけ心残りがあった。それは父・政志(前田吟)である。
帰国してから一度だけ父とふたりきりで話す機会があり、エリーとの結婚とウィスキー造りのことを話した。しかし、父はそれらに対して何も言ってくれなかった。きっぱりと否定されたわけではなく、黙認されたと解釈はできたが、政春にはどうもスッキリしないのだ。

父・政志は、法事が終わるや、すぐに酒蔵で一人黙々と仕事をしていた。政春は、そこへウィスキーを携えて話に行った。政志は生まれて初めて飲むウィスキーに眉を潜めた。焦げ臭く感じ、美味さがさっぱりわからなかったのである。
それでも、政春がそれに情熱を傾けていることは理解していた。エリーへの愛情も理解していた。不器用な政志は、政春が喜ぶような言い方でそれを表現することができなかった。

一応の承認を得た政春は立ち去ろうとした。政志はその背中に声をかけ、相撲を取ろうと言った。政春はそれに応じた。
政春が小さな頃からよくふたりで相撲を取っていたが、政春は一度も勝ったことがなかった。それは今日も同じだった。政春は父に投げ飛ばされてばかりである。それでも、政春は何度も父に挑みかかった。そうするうちに、ふたりの力が拮抗した。

組み合いながら、父は政春に語りかけた。
自分が尻拭いをするから、政春はやりたいことに挑戦しろというのだ。日本で初めてウィスキーを作るという夢を実現することを応援した。ただし、泣き言を言うくらいなら全てを諦めろと突き放した。

その言葉に、政春は発奮した。美味いウィスキーを作って父に飲ませると約束し、その言葉とともに初めて政志を投げ飛ばした。
政志は自分が相撲で負けたことをとても喜んだ。

エリーは一人で箸の練習をしていた。法事で煮豆を摘むことに失敗し恥をかいたからだ。日本人として認められるためには、箸が使えなくてはならないと考えたのだ。
そこへ早苗がやって来た。早苗は、エリーに手本を見せてくれた。いつもと違う柔和な態度だった。

しかし、早苗の態度と発言内容は全く別だった。
早苗は、深々と頭を下げ、これまでエリーが聞いたことのない丁寧な口調で「あの子の将来を考えるなら、国へ帰ってください」と言うのだった。
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NHK『マッサン』第4回

高校生の頃のあだ名は「山瀬くん」、「ジョン」、および「まつさん」だった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第4回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

政春(玉山鉄二)の祖父の17回忌法要が催された。政春は親戚一同、および長老役である和尚(神山繁)に取り入って、なし崩し的にエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)との結婚を認めてもらおうと画策していた。みんなを味方につければ、結婚に猛反対している早苗(泉ピン子)も折れざるを得ないと目論んだのである。

政春はエリーに日本風の嫁の立ち居振る舞いや法事の作法を教えこんだ。しかし、しょせんはにわか仕立てであり、すぐに馬脚を現してしまった。長時間の正座で足がしびれてしまい、焼香のために立ち上がった際に和尚にもたれかかって倒れてしまった。

後の宴会で、政春と共に改めて挨拶をした。三指を付いた礼を行い、率先して和尚に酌をすることで、うまくやり通せたかと思えた。しかし、和尚は箸で煮豆を摘むことを命じた。挑戦するエリーであったが成功させることはできなかった。それを見た和尚は化けの皮が剥がれたと言って、日本人の嫁になることは無理だと断じた。
集まった親戚たちもエリーに対して冷たい視線を送った。

その時、幼い姉弟が会場で暴れ周り、すみれ(早見あかり)にぶつかった。その拍子に、すみれは運んできた徳利を床に落として割ってしまった。責任を感じた姉(眞鍋歩珠)が破片を片付けようとして、手を傷つけてしまった。弟(宮崎航平)はその場を逃げ出した。

エリーは誰よりも先に駆け寄って姉の切り口を手当してやった。それから弟を呼びつけ、姉とすみれに謝るよう諭した。
和尚は、そんなエリーの機転にいたく感心した。そして、日本の作法や服装などの「形」にこだわるのではなく、エリー自身が持っている内面や「心」を大切にするよう助言した。和尚の表情から、彼がエリーを認めたことは明らかだった。集まった親戚たちもその意見に同意しそうになった。

すかさず、早苗は大声を上げた。誰がなんと言おうと、自分は結婚を認めないと言うのだ。伝統ある亀山家の嫁が外国人に勤まるわけがないと吐き捨てた。エリーに出て行けと怒鳴りつけるのだった。

政春とエリーは宴会場を去った。

エリーはスコットランドでも同じようなつらい思いをしたことを思い出した。
政春がエリーとの結婚を申し込んだ時、母・ローズマリー(インゲ・ムラタ)やおじのデイビッド(マイケル・ビアード)に「日本人は出て行け」と罵られたことがあるのだ。

悲しくなったエリーは、スコットランド民謡 “Auld Lang Syne” を歌った。
すると、それを聞きつけたさっきの姉弟が駆けつけてきた。彼らはその歌を「蛍の光」として知っていたのだ。実は、「蛍の光」の原曲はスコットランド民謡だったのである。エリーはその歌を英語や日本語で歌った。それで子どもたちとすっかり打ち解けた。

彼らの大きな歌声は宴会場まで届いた。集まった人たちは、エリーの歌声に感心した。
しかし、早苗はたいそう面白くなかった。
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NHK『マッサン』第3回

中学生の時のあだ名は再び「まっちゃん」に戻った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第3回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

家族の夕食の時間となった。しかし、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)の食事だけが準備されていなかった。母・早苗(泉ピン子)は、エリーは家族ではないのだから女中と一緒に後で食べろというのだ。
政春(玉山鉄二)は怒り、自分も食事を摂らずに席を立った。

エリーは、故郷スコットランドで自分の母・ローズマリー(インゲ・ムラタ)に結婚を反対されたことを思い出した。エリーが日本へ行くと、外国人だということで差別やいじめを受けると言うのだ。文化や習慣が異なり、エリーがどんなに努力したところで日本人にはなれないと諭されたのだ。

しかし、そんなことで挫けるエリーではなかった。たとえ国籍が違っても、人と人は分かり合えると信じていた。愛する政春を助けるため、何としてでも彼の妻として認めてもらうよう頑張った。誰よりも早く店の前の掃き掃除を行ったり、たわしで鍋の焦げを擦るなど、人一倍努力した。

組合の視察旅行へ行っていた政春の父・政志(前田吟)が帰宅した。彼はほとんど日本酒造りにしか興味がなく、エリーに会っても特に何も言わなかった。早苗から相談を受けても適当に聞き流し、日本酒用の米を作っている田んぼに出かけてしまった。

政春は幼い頃から、日本酒造りに生活の全てを注ぎ込む父の背中を見て育った。灘や伏見に負けない酒を作ろうと、地元の人々と協力して工夫に工夫を重ねていた。その姿に憧れ、政春も何か新しいことに挑戦したいと思うようになったのだ。その結果、政春は日本で始めてのウィスキー造りを自分の目標と定めることになったのである。

政春の祖父の法事の日を迎えた。
今日は親戚一同が集まる。母・早苗にエリーのことを認めさせるため、周囲の人々を自分の味方に付けるというのが政春の目論見である。特に、和尚は長老と目されており、早苗も彼には頭が上がらない。和尚を真っ先に取り込むことがキモだと政春は考えていた。

エリーは和服に着替え、政春から日本風の作法の手ほどきを受けた。それはどれも難しいものばかりであったが、愛する政春と一緒に頑張ることはエリーにとって幸せなことであった。
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NHK『マッサン』第2回

小学校高学年の時のあだ名は「まささん」だった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第2回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

スコットランドでの2年間のウィスキー修行を終え、政春(玉山鉄二)はエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れて実家の広島県竹原に帰ってきた。エリーは、政春の母・早苗(泉ピン子)がふたりの結婚を祝福してくれていると聞いていたので、希望に胸を膨らませていた。

しかし、実際に会った早苗の態度はひどく冷淡だった。亀山家は酒蔵であり、早苗は政春を家の跡取りにするつもりでいた。家の伝統を守るのに外国人の嫁では不適切だというのが早苗の考えなのだ。政春のスコットランド行きを認めたのも、一時的に自由を謳歌した後は、きっぱりと跡取りにするつもりだったからだ。

政春は、自分は自分は日本酒造りを継ぐつもりは無いと反論した。自分の夢は日本で初めての国産ウィスキーを造ることであり、留学費用を負担してくれた大阪の会社社長の手前、それをなかったことには出来ないと主張した。すでに結婚している姉・千加子(西田尚美)の夫、もしくは妹・すみれ(早見あかり)に新たに婿を取って、その者を跡取りにすれば良いと提案した。実際、女きょうだいしかいなかった母・早苗も婿養子として父・政志(前田吟)を迎えたという前例がある。

しかし、早苗は全く聞く耳を持たなかった。翌日に祖父の17回忌があり、その準備に忙しいと言って早苗は席を立ってしまった。エリーは、政春と早苗の日本語でのやりとりをほとんど理解できなかったが、とにかく早苗がひどく怒っていることだけは理解できた。

そもそも、政春が早苗から受け取った手紙には、ふたりの結婚を祝福すると書いてあると聞かされていた。しかし、それは政春の嘘だったのだという。早苗は外国人を嫁にすることは絶対に認めないと書いていたが、政春は母もエリーに実際に会えば考えを改めるだろうと期待していたのだ。だから、エリーを実家に連れてきたのだ。しかし、そのアテは全く外れてしまった。

政春の次なる手段は、親戚一同を味方につけるというものだった。翌日に行われる祖父の法事には多くの親戚が集まる。彼らにエリーを認めさせれば、早苗も折れる他ないと考えた。妹・すみれと番頭・島爺(高橋元太郎)に協力を仰ぎ、エリーの和装の準備を進めた。

その準備の最中、すみれはエリーからふたりの馴れ初めを聞かせてもらった。それは以下の様なものだった。

ふたりは2年前、エリーの家で行われたクリスマスパーティーで知り合った。エリーの妹・ヘレン(アナンダ・ジェイコブズ)が政春と同じ大学で学んでおり、ヘレンが政春を家に招待したのだ。

みんなでクリスマス・プディングを切り分けて食べていると、政春のケーキから銀貨が出てきた。一方、エリーのケーキからは銀の指ぬきが出た。スコットランドの言い伝えによれば、銀貨の男と指ぬきの女は結婚する運命なのだという。周囲は二人のことをはやし立てた。しかし、ふたりは照れるばかりか、迷信だと言ってそれを否定しようとした。

それから、政春はエリーの弟・ウィリアム(タクマ・ウォーレン)に柔道を教えることとなり、頻繁にエリーの家に出入りするようになった。そうするうちに互いに惹かれ合って行き、ふたりきりで会うようにもなった。
日本で初めての国産ウィスキーを作るという政春の夢を聞き、エリーはそれが実現するよう心から願った。

しかし、ついに政春が日本へ帰ることとなった。エリーは政春に後ろ髪を引かれながらも、きっぱりと別れを決意した。
ところが、政春はスコットランドに残ると言い出した。エリーに結婚を申し込み、共にスコットランドで永住したいと言うのだ。

政春の夢を応援したいエリーは、それを否定した。結婚することに異存はないが、自分の方が政春に付いて日本へ行くと決意した。こうして、ふたりの結婚と日本行きが決まった。

しかし、話は簡単ではなかった。エリーの母・ローズマリー(インゲ・ムラタ)が猛反対したのだ。エリーが日本へ行くなら、親子の縁を切ると言い放った。
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NHK『マッサン』第1回

生涯で初めて付けられたあだ名は小1の時に「まっちゃん」だった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『マッサン』の第1回めの放送を見ましたよ。

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第1週『鬼の目にも涙』

1971年(昭和46年)。
亀山政春(玉山鉄二)の作ったウィスキーが名誉ある賞を獲得し、北海道余市で祝賀会が開かれていた。
そのウィスキーは、政春の亡き妻の名を取り「スーパーエリー」と名付けられていた。
年老いた政春は自身の来し方を思い出すのだった。

受賞を遡ること50年、1920年(大正9年)5月。
政春はスコットランドでの2年間のウィスキー修行を終え、日本へ帰国する船上にいた。

彼の傍らには、妻のエリー(シャーロット・ケイト・フォックス)がいた。政春はウィスキーの技術だけではなく、スコットランドの美しい女性をも娶っていたのである。まだ国際結婚の珍しかった時代、ふたりは恋に落ちて結婚した。

政春が日本でのウィスキー造りという新しい人生の始まりに胸を膨らませるのと同様に、エリーは初めて見る日本への期待と好奇心でいっぱいだった。政春の元に届いた手紙によれば、彼の両親はふたりの結婚を祝福してくれているという。エリーは政春の母に会うことを特に楽しみにしていた。

50日間の船旅を終え、さらに汽車とバスを乗り継いで、やっと政春の故郷である広島県竹原へ到着した。政春の実家は古くから続く造り酒屋であった。政春は早速エリーを酒蔵に案内し、日本酒や日本酒造りのしきたり(酒蔵は女人禁制など)を説明するのだった。

ところが、実家に着くやいなや政春の態度がおかしくなりはじめた。政春はエリーを実家の人々から遠ざけようとするのだ。特に、母と会うことを避けているようだった。実は、実家から届いた手紙の内容について、エリーに嘘をついていたのだ。

けれども、いつまでもそうしているわけにもいかなかった。番頭の島爺(高橋元太郎)が政春の母を呼びに行った。父・政志(前田吟)は組合の視察旅行で留守なのだという。

いよいよエリーが政春の母と対面することとなった。
どれだけ歓迎されるかと期待でいっぱいのエリーだったが、母・早苗(泉ピン子)の態度はまったくの予想外のものだった。

不機嫌な表情の早苗は、外国人の嫁は絶対に認めないと言い切るのだった。
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INGRESS、あさりん、同志社大の良心、および俺

当方の最愛の山瀬まみと1日違いの生年月日だという事実のみで神と僕からの祝福を一身に受けている あさりん が、近頃あちこちで
「木公にINGRESSを紹介されたのでやってみた」
と言いふらしているようなのだが、この件に関して私の見解を述べる必要があると判断した。

彼女によれば「INGRESSは意外に面白い」ということであり、社会心理学者の彼女をして「教科書に出ているような人の心理的側面(詳細割愛。気になる人は「最小条件集団」でggrks)のモデルケースとしてひじょうに興味深い」と言わしめるほどである。

彼女に紹介できて良かったと思うし、僕の想像以上にハマり込んでくれたことも楽しく思っている。
ただし、紹介したきっかけというのはとても些細なものであった。当方は彼女がそこまで入れ込んでくれるとは思いもしなかった。
その時の経緯について、あと3週間もしたら忘れてしまいそうなので、ここに書き記しておくものなり。
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すだち

有間しのぶ『モンキー・パトロール』を久しぶりに思い出しているわけです。

『モンキー・パトロール』文庫版1巻 p.159

『モンキー・パトロール』文庫版1巻 p.159


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