NHK『おひさま』第38回

白鳥のようにきれいなお姫様と森の中の古くて静かな城の中で恋に落ちるという、中年のおっさんが見るにはどうかと思われるような夢を見ていたせいで寝坊し、7:35に目を覚ました当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第38回目の放送を見ましたよ。

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第7週「教室の太陽」

陽子(井上真央)は、自分の恩師であり指導係でもある夏子(伊藤歩)に良い先生の定義を訪ねてみた。意外なことに、夏子にも具体的にはわからないという。夏子は、子供たちが成長した後も心に残っている先生こそが良い先生であり、その教師像は一概には言えないというのだった。

陽子はとても忙しい毎日だった。
学校では通常の授業のほか、職員室の掃除やお茶くみ、宿直室の準備などの雑用もこなしていた。当時の風潮では、それらは全て女教師の仕事とされていたからだ。本人も周囲も、それが当然のことと思い、なんら疑問を差し挟むことはなかった。さらに陽子は、父(寺脇康文)のために家事も全て一人で行っていた。家事が終わると、自室で夜遅くまで授業の準備をした。睡眠時間はとても少なかった。

しかし、どんなに大変でも、子供たちの顔を見ると陽子の苦労は全て吹き飛ぶのだった。自分が彼らの母親になったような気分になっており、彼らのためならどんな事でもできると思っていた。

陽子の受け持ちの生徒の中に、弁当を持ってこれないほど家の貧しい生徒がいた。それを知った陽子は、握り飯を作り、その子の机の中に忍ばせておいた。ところが、その子が弁当の作り主を同級生に明かしてしまい、次の日には教室全員が弁当を持たずに学校に来てしまった。
困った陽子は、授業の内容を急遽変更し、みんなで野草を集めて雑炊を作るという授業を始めた。植物辞典と首っ引きで、食べられる野草をより分けるのだ。子供たちは、楽しくて美味しい授業を喜んだ。

それを覗き見た中村(ピエール瀧)と福田(ダンカン)は、職員室で度が過ぎると陰口を叩いた。それに対して夏子は、食べられる野草を知ることは戦地で役に立つし、本土でも倹約を勧めることになると、戦時に照らしてかばうのだった。


その後、陽子は「私の夢」をテーマにした授業を行った。子供たちに夢を聞いてみると、男子は兵隊、女子は従軍看護婦になるという回答ばかりが得られた。逆に、陽子の夢は何かと聞かれ、自分やこの場の生徒たちが老人になっても仲良く付き合っていられることだと答えた。

しかし、ある男子がそれを否定した。自分たちは国のために命を捧げるのだから、そんな時まで生きているはずがないと言うのだ。きれいな目で力強く語る彼の目が、陽子にはとても印象的だった。
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陽子は大変だけど健気にがんばってますよ、というのが前半。
戦争は学校や子供たちに暗い影を落としつつありますよ、というのが後半。

そういう感じでするりと流れてましたね。

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