NHK『ブギウギ』第53回

昨夜は早くに気を失ってしまい『大奥』の最終回を見逃したので、NHK+でちゃんと見ようと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第53回めの放送を見ましたよ。

* * *
第11週『ワテより十も下や』

神戸での公演を終えた鈴子(趣里)は、東京に帰る途中で大阪に立ち寄った。
生まれ育った銭湯・はな湯や、歌手として育ててくれた梅丸少女歌劇団を訪問した。どちらでも、懐かしい人々に再会し、かれらの変わらぬ様子に安心した。迎えた面々も鈴子を熱烈に歓迎した。

こうして旧交を温めた後、鈴子は東京に帰り着いた。
すると、下宿には鈴子宛の何通もの手紙が届いていた。それは全て村山愛助(水上恒司)からのものだった。泥棒疑惑は晴れたものの、付き人・小夜(富田望生)は愛助のことをどこか怪しんでいた。全く警戒していなかった鈴子は壊れるままに彼に住所を教えたが、小夜は愛助がよからぬことを企んでいるのではないかと腹を立てた。

最初の手紙は、鈴子と知己を得たことを喜び、体調を気遣うという穏当なものだった。二通目は鈴子の生家のはな湯に行ったという内容だった。そこに集う人々の明るく穏やかな様子は、鈴子の歌の原点のように感じるなどと書いてあった。
小夜は、愛助の行動に異常なものを感じた。鈴子に対して強い執着や恋心を抱いていると感じ取った。
一方の鈴子は、彼は自分より10歳も年下だし、彼から見れば自分はオバさんである。何も間違いは起きないと笑い飛ばした。

鈴子は長旅の疲れと小夜のやかましさに辟易した。小夜を部屋から追い出して、昼寝をすることにした。
昼寝の夢に愛助が現れた。夢の中の彼は、まるで亡き弟・六郎(黒崎煌代)のようにカメを可愛がっていた。そしてそのカメを鈴子にプレゼントするという。
そこで鈴子は目を覚ました。

鈴子が昼寝から目覚めたのにはもう一つ理由があった。小夜が部屋の外から騒ぎ立てているのであった。なんと愛助が下宿に訪ねてきたという。

鈴子が表に出てみると、本当に彼はそこにいた。
愛助は、自分の家に良い蓄音機があるといって、家に来るよう誘った。小夜は、ついに愛助が本性を表し、鈴子に襲うつもりだと警戒した。愛助に食ってかかり、追い払おうとした。

鈴子は愛助がそのような考えを持っているとは思っていなかった。しかし、そのまま着いていくのも非常識なことだと思い、失礼にならないよう丁重に断った。
愛助はそれ以上食い下がることもなく、納得して帰っていった。

その背中はしょんぼりしていて、悲しげに見えた。
鈴子は彼に声をかけ、小夜も一緒ならば家に行ってもよいと提案した。
愛助は喜んでそれを受け入れた。

* * *


昨日に引き続き、愛助(水上恒司)に感情移入してしまっています。
自分のことのように、「愛助がんばれ!」と思いながら見てます。応援しつつ、胸が苦しい。くぅ。

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