NHK『ブギウギ』第101回

今日は大好きなReiちゃんさんのライブに行く当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第101回めの放送を見ましたよ。

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第21週『あなたが笑えば、私も笑う』

茨田りつ子(菊地凛子)から紹介されたと言って、大野晶子(木野花)が家事手伝いとして雇ってくれと押しかけてきた。鈴子(趣里)には寝耳に水で困惑した。なんとか断ろうとしたが、大野は一歩も引こうとしない。そこで、翌日1日だけ試しに働いてもらうことにし、家の鍵を渡して追い返した。

翌朝6時、鈴子は味噌汁のいい匂いで目を覚ました。
なんと、すでに大野が家に来ていて、朝食の準備をすっかり済ませていたのだ。鈴子は驚いたが、彼女の作った朝食は美味しかった。好き嫌いの激しい愛子(小野美音)もおとなしく平らげた。

その日の鈴子のスケジュールは、出演映画の試写会とレコード会社での打ち合わせである。
鈴子がいつものように愛子を連れて出かけようとすると、大野は自分が家で預かると言い張って押し問答になった。鈴子はこれまで愛子と離れて出かけたことがなく不安なのだ。映画の撮影中に楽屋でスタッフに預けたところ怪我をしたこともある。絶対に目を離したくなかった。一方の大野は、茨田りつ子から鈴子の負担を軽くするよう厳命されているのだ。なんとしても愛子を預かると言って譲らなかった。
迎えに来たマネージャー・山下(近藤芳正)が仲裁し、今日だけ大野に任せてみればよいと提案した。ダメだったら、明日からまた元通りに仕事場に連れて行けばよいと言うのだ。
鈴子は渋々、山下の案を受け入れた。愛子は鈴子と離れることを不安に思い泣き出した。鈴子もこの世の別れのように思われたが、断腸の思いで家を出た。

鈴子とタナケン(生瀬勝久)の共演作『タナケン福来のドタバタ夫婦喧嘩』の試写は好評だった。丁々発止の夫婦喧嘩のシーンでは笑い声が、仲直りしてデュエットするラストシーンでは啜り泣く声があちこちから聞こえてきた。タナケンも満足し、鈴子の演技を褒めた。鈴子は関係者一同に感謝の挨拶をした。

しかし、試写会の間中、鈴子は愛子のことが心配で気が気ではなかった。好き嫌いの多い愛子はきちんと昼ごはんを食べているだろうか。愛子があたりを走り回って怪我をしていないだろうか。大野は歳をとっているので、愛子の動きについていけないかもしれない。何かあったら、大野に任せた自分の責任である。
山下は鈴子の不安な様子を見ていられなくなり、家に帰すことにした。この後のレコード会社との打ち合わせは自分一人で十分だし、終始ソワソワしている鈴子が隣にいると落ち着かず仕事にならないと言うのだ。
山下の提案を受け入れ、鈴子は走って家へ帰った。

家へ着くと、鈴子の心配をよそに愛子はとても良い子にしていた。ちょうど大野と一緒に洗濯物を畳んでいるところだった。朝は離れることをあれほど泣いて嫌がっていた愛子なのに、鈴子が帰ってきても甘えることはなかった。
愛子がイタズラして破った障子も完璧に修繕されていた。大野によれば、愛子も手伝ってくれたという。障子に花柄のつぎあてを貼ったのは愛子の仕事だという。大野によれば愛子は楽しんで作業をしたし、女の子は花が好きだから、もう自分で破ることもないだろうという大野の企みでもあった。

鈴子は、愛子が落ち着いていることと大野の手腕にすっかり安堵した。そして我知らず涙がこぼれた。
大野は、これまで鈴子が一人で頑張ってきたことをねぎらった。そして、これからは自分を頼ってよいのだと優しく話した。
鈴子はすっかり大野を信頼した。こうして大野が正式に雇われることとなった。

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金曜日の放送ではステージでの歌唱シーンが恒例ですが、今週はありませんでした。
新曲『ヘイヘイブギー』は完成したのですが、鈴子(趣里)が愛子(小野美音)への子守唄代わりにアカペラで口ずさむシーンだけで終わってしまいました。
それは残念だったんだけれど、歌った箇所がちょうど今週のサブタイトルである「あなたが笑えば、私も笑う」という歌詞のところで、なるほどと思いました。大野(木野花)が来てくれたことで愛子はすっかり良い子になり、それで鈴子も安心することができました。ちゃんと歌とサブタイトルと内容がリンクしてた。すばらしい。

さて、来週はいよいよ『買い物ブギ』らしいです。
僕が笠置シズ子の歌として初めに認識したのがこれだったので楽しみです。

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