人間五十年下天の内をくらぶれば夢幻の如くなり

50年生きてきても、まだまだ初体験というものはあるもので。長いようで短い期間なんですね。今後もいろいろ初体験することもあるんだろうな。

というわけで、今日は生まれて初めてケーキにロウソク立ててみた。
誰かの誕生日会に参加したことはあるけれど、いつも傍観者の立場だったのでケーキにロウソクを立てた経験はなかったし。
自分の誕生日にケーキにロウソクを立ててもらって吹き消したことはあったけれど。
まさか、自分で自分のためにケーキにロウソクを立てることになるとは思わなかったよね。
チョコプレートにチョコペンで「俺」とか書いてるし。ひとりぼっちで。

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今年のエイプリルフールの思い出

親しい人ならとっくにご存知のことかと思いますが、僕は北海道大学に入学して大学院を修了しました。

僕の所属ゼミの大先輩に通称 “D-ken” と呼ばれるOBがいました。事情通の方に簡単に説明しておくと、確かオーニョさんとかよぢこさんとかKYNRさんとかと同学年の人だったはずです。
D-ken さんとは歳が離れているので、僕がゼミでご一緒することはありませんでした。しかし、彼は卒業後もちょくちょくゼミ室に顔を出していたので、僕はいつしか顔見知りになりました。

ていうか、彼がゼミ室に顔を出すのは年に1回で、決まって4月下旬から5月上旬あたりでした。その時期になると、決まって缶ビール一箱(24本入り)を差し入れに来てくれるのです。ちょうど札幌の気温も上がって、ビールも美味しくなり始める時分です。
彼は大学を卒業後、札幌市の職員になりました。色白の小太り体型で、ほっぺはいつも赤く染まっていました。見るからに人のよさそうなタイプです。

そんな彼は、毎年、市役所の上司と賭けをしていたそうです。その賭けの内容は「札幌市の気温が初めて20度を超えたら、どんなに仕事が忙しくてもその日は午後に半休を取る」というものです。ですから、4月下旬から5月の初めあたりに午後半休を取得し、ゼミの後輩である僕たちにビールを振る舞ってくれたわけです。
今はもう音信不通になってしまいましたが、今でも春先になると D-ken さんのことを思い出して、心がポッと暖かくなります。

さて、そんなこんなで、2024年の4月1日です。
たぶんお子さんの入学式かなんかだと思うのですが、年度初めだというのに僕の職場の上司が休みを取りました。桜はまだだけど関西の気温も上がってきたし、上司も休んでるし、俺もD-kenさんみたいにこの陽気に誘われて午後からの仕事をサボってもいいよな、と思ったわけです。そんなわけで、午後からは大阪で思う存分ビールクズしてきたわけです。
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あけおめことよろ2024

旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。

ていうか、今年は我が最愛の山瀬まみが55歳になるし、僕は50歳になるしで、ゴーゴーゴーで生きてきたいと思います。テーマ曲はもちろん、山瀬まみ『ゴォ!』(サエキけんぞう作詞、奥田民生作曲)です。