ある日、女の子とデート(デート?デートなのか!?)の約束を取り付け、国道24号線をシャア専用CYPHAで意気揚々と走行していたときの話。
地元の人ならわかると思うけれど、国道24号線が旧163号線と交わる交差点(地図ここら辺。Cafe Junkから数百mしか離れていないところがalm-oreらしい)での出来事。
道路わきを見ると、サインペンで「京都」と書いたダンボールを胸に掲げた女の子がヒッチハイクをしていた。
その数2人。
運転しながらだったのでよく見えなかったけれど、ウィンドブレーカーにジーンズという格好で特に荷物などは持っておらず、かなりカジュアルな感じだった。
それはさておき、
2人ともかなり美人!ぱっと見、ボクチンのストライクゾーンど真ん中!
いろんなことが頭を駆け巡る。
あんな子たちと京都までドライブしたら楽しいだろうなぁ。
そのうちの1人が僕に一目惚れしちゃったらどーしよー
つーか、つーか、両方が僕に一目惚れしちゃって、僕をめぐって2人が喧嘩を始めちゃったらどうしよう
うーん、そんときは、2人まとめて愛すしかないのか、俺!?
でも待て。
実はこの2人は美人局で、鼻の下を伸ばしながら車を停めたら、建物の影から屈強な男が出てきて強請られるんじゃ・・・
屈強な男がいなかったとしても、blogやらなんやらがはやっている昨今。鼻の下を伸ばしながら運転している姿をデジカメで撮影されて、「街で見つけたスケベ君」というキャプションと共にblogに載せられちゃうんじゃ!?
「運転疲れたでしょ?ちょっとそこで休んでいこうよ」と女の子に言われるがままホテルなんかに入っちゃったら、変な薬を飲まされて意識を失った間に身包みはがされちゃうかもしんないし!
とかとか、不穏な想像しちゃったり。
女の子とのデート(デート?デートなのか!?)に向かう途中だということは完全に忘れてるし。
だって、デート(デート?デートなのか!?)する女の子×1とヒッチハイクしているかわいこちゃん×2だったら、どっちが効用高いか自明じゃん
結局、いろんなこと考えている間に、ヒッチハイクをしている女の子たちははるか後方に去ってしまったし、道が狭くてUターンもしにくかったので、断腸の思いで女の子×2はあきらめましたが。
そんな、ある日の思い出。
さて、ZAKZAKにこんな記事が載っていた。
「函館→広島…悲ッチハイカー今いずこ、食事2度目… ~チーマーに全財産盗られ、叔父には送金断られ…~」
帰省ラッシュを前に、北海道・函館で身ぐるみはがされ、ヒッチハイクで故郷・広島を目指す青年がいた! 一文なしで列島を横断するなか、高速道路のサービスエリア(SA)で記者に明かしたトホホな身の上話とは-。
東名高速道路の海老名SA(神奈川県海老名市)で10日、記者の目に飛び込んできたのは、段ボールの切れ端に書かれた「沼津」の文字。持っていたのは広島市佐伯区出身の男性(26)だった。
(中略)
12台目の便乗となる記者の車の中で、「年内には帰りたい。広島に着いたらおとんとおかんの墓に行って手を合わせたい」と神妙に語った男性。別れの際、「着いたら連絡する」と言って手を振ったが、いまだ連絡はない。記録的な大寒波の中、どこで除夜の鐘を聞くのか。
何も考えずに読むと、かなりの悲劇。
しかし、ちょっとクールに考えてみよう。
彼はすでに神奈川県まで来ている。ここまで来りゃ、新幹線で広島まで行けないか?
先ほど、JR東海のサイトで料金を調べたところ、東京-広島間はのぞみの指定席に乗っても運賃は18,750円。
僕だったら、彼に同情して東京駅(もしくは品川?新横浜?)まで彼を送り届け、ATMでお金をおろして新幹線の切符を買ってやるけどなぁ。
さすがに痛い出費ではあるから、こちらの住所か銀行口座を教えて「無事に着いたら連絡してくれ。仕事が見つかった後でいいし、分割でもいいから運賃は送り返してくれ。Good luck」と言って別れるけどなぁ。
もしくは、悲ッチハイカーの青年も、それくらい気づけよ。
あと思ったのが、彼は寸借詐欺っぽく見えてしまい、誰もお金を貸そうとはしたがらないんだろうか?
だとしたら、本当にふんだりけったりだな。