[alm-ore] AL-Mailユーザーだった俺の独り言

新横浜駅前の東横インに泊まっているわけで。

夕食をとろうと、あちこちブラブラ歩こうかと思ったけれど、とりあえずホテルの客室に備え付けの周辺マップを眺めてみる。
目を引くのは新横浜ラーメン博物館。確かに、どこかで聞いたことのある場所だ。地図で見ても、徒歩圏内の様子。

しかし、よく目を凝らして見てみると、懐かしい文字列発見。

うおや一丁

これぞ、学生時代に通いつめた居酒屋だ。

楽しいこと、辛いこと、とりあえずのデート、安く上げたいとき、etc. にとにかく行きまくった。
そして、僕が生まれて初めてアルバイト広告誌を購入し、緊張しながらも応募の電話をかけ、ススキノまで出かけて生涯初の面接を受け、その結果採用されなかったのもうおや一丁だ。

学部3年生の頃は、「現実逃避飲み会」という飲み会を定期的に開催していたのも、うおや一丁札幌駅店だ。
なお、なぜ「現実逃避飲み会」と呼ばれていたかというと、毎週レポートが課せられる必修科目の、レポート締め切り1～2日前に必ず飲みに出かけていたからだ。
ただし、”現実逃避”とは銘打っていたものの、そして本人たちはなんとなく”スカシたヤツ”と思われるのがイヤなので黙っていたが、実際にはレポートを早々に書き終えたメンバーしか集まっていなかった。現実逃避など必要がないのに、そんな集会名がつけられていた。
要するに、要領のいいヤなやつらばかりの飲み会だった。そして、毎週3名(当方含む)しか集まらない、いまいち見た目はパッとしない飲み会だった。
その代わり、少人数なので、人前では言えない、アンな話やコンな話が満載で、それはそれは楽しゅうございました。
ただし、♂2♀1の性別比で、でもってその♀ってのが当方のお気に入りだったので、もう一人の♂さえいなければ僕にとって楽園だったので、毎週「今週は、あの♂が欠席しますように｣と祈っていたものだ。しかし、その願いがかなえられることはついぞなかった。

そんなエピソード満載のうおや一丁なわけだから、行かない理由はないよね(実際には、新横浜ラーメン博物館よりもうおや一丁の方が距離的にはるかに近く、雨降ってるし、歩くのが面倒だからこちらに決めたという理由もありそうだが、そのことは触れてはいけない)。
そんなわけで、ひとりで突撃してきた。
なお、うおや一丁への突撃は、2004年7月の札幌駅店以来。

「ルイベ｣食べた。

「解凍し忘れたサーモンの刺身」と言うなかれ。
シャリシャリに凍らせたまま食べるのが北海道流だ。

冬季限定「タチポン｣

メニューには「たら白子のポン酢あえ｣と書いてあった。
道民なら、「タチポン」と呼びたい。
うおや一丁では2月末までの期間メニューとのこと。

うおや一丁と言えば、”一丁サラダ”も定番だが、やはり本命は「ラーメンサラダ｣

ソースはもちろん、「からしごま｣をチョイス。
しかし、ひとりではやはりツライ量。完食を果たすものの、1/3を過ぎたあたりからは義務感以外の感情は生まれなかった。

その他、中ジョッキ、熱燗(風邪気味だし、シンから温まろうと)、イカの一夜干でしめて、3,300円ほど。うおや一丁にしては贅沢をした気分。

ところで、札幌時代はうおや一丁のポイントカードを有していた当方。京都に引っ越すときに「もう二度と来ることもあるまい」と思って捨てたけれど。
今日の新横浜店にはポイントカードの案内は一切なかった。
これって、全店で廃止になったのだろうか?それとも新横浜店が対象外なのだろうか?
教えて、北海道の偉い人。

あとあと、新横浜店はカードが使えない。
今まで、うおや一丁では、「現金で支払いをしたことがない｣という当方の記録がついえた(たいてい、誰かにおごってもらうか、僕がお金を集めてカードで払ってた)。ちょっと悔しい。

実際のところ、風邪が完全に治っていないので、味はよくわからなかったけれど、店の雰囲気や店員さんのユニフォームが札幌の店と同じで、とてもノスタルジックな雰囲気に浸れました。
あともう一本お銚子を頼んでいたら、感極まって一人で泣いてたと思う。危なかった。
そんな、新横浜の夜。

【おまけ】
東横インの新規オープンのポスターにこんなステッカーが張ってあった。

確かに、構造強度の問題は世間を騒がせたニュースで、それに対するアナウンスをする気持ちはわかるが、東横インだって世間を騒がせてるでしょーに。
WEBサイトのトップだってお詫び文章だし。

その割には、ホテル内部には東横インのスキャンダルに関するアナウンスは一切なかった。
ちょっと肩透かしな感じ。

とはいえ、当方東横インにはお世話になってるし、今夜も今後も、ズコバコお世話になるつもりなので、とくにケチをつける気はありませんが。