KSP

奈良大学に参上。

奈良大学の大坪先生が、グループが合議を通じて意思決定する際に、各個人の選好がグループの選好として集約されるプロセスの理論と実証実験の講演をしてくれた。
何度か学会発表とかで聞いていた話ではあったけれど、学会とかだと10数分の単発的なお話で全貌は見えにくいんだけれど、今日は2時間半に渡って、わかりやすく詳細に話してくれた。
この分野の知識は、10年前に出た、「合議の知を求めて」(亀田達也)で止まっていた当方なので、その後の展開についてものすんごく勉強になった。

あと、休憩時間に、大坪先生が自らコーヒーを淹れてくれて、それが飲めただけでも行った甲斐があった。

ていうか、「なんだよ、結局コーヒーだけかよ」とおっしゃるむきも有るかもしれませんが、トークが始まる前に、聴衆の中の誰かが
今日、発表をする大坪先生は、研究の話のときは物静かだけれど、コーヒーの話をし始めると、熱く何時間も話せる
と、小声で噂していた。

ていうか、「そんなこと言ったら、本人が可哀想じゃん」とおっしゃるむきもあるかもしれませんが、大坪先生は自らコーヒーを淹れながら、先の噂話を聞いていなかったはずなのに、
コーヒーの話なら、いくらでもできるんですけどねぇ
と自嘲的に言ってた。

いいのか、それで!?

なお、久しぶりにどっぷりと社会心理のお話が聞けて、お腹いっぱい満足しました。
どうもありがとうございました。


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