自分で行った、フェアレディーZだの、ダイハツ・ミゼットだの、なんだののリストアの模様をリポートしているサイト。
ランボルギーニ ディアブロ メンテナンス記を見ると、ディアブロのとほほな設計に笑えてくる。
サンバイザーをおろすと、運転席から外が見えなくなっちゃうとか。
エンジン制御用のコンピュータの調子が悪いから、取り寄せようとしたら77万円だとか(結局、自力でハンダ付けして直したところが健気)。
あと、S30フェアレディーZのレストア(親孝行)に出てくる、著者のお母さんにちょっと萌えてしまった僕がいる。
母のスペック
・変なポーズをとってる
・ズボンがパンタロン
・いがいにスリム
そのほか、西部警察に出てきた車両を作って見たり、膨大なコンテンツ(当方も、まだ全てを見たわけではない)。
すげぇ楽しい。
いや、これはスゴい。イタリアは、欧州の中では、「このくらいで良いだろう」原理が最も強く働いている国です。「このくらいで良いだろう」原理のひどさが余すところなく描き出された名ホームページだと思います。あの国、ほんとに観光とファッションがなかったら、まずいですよ。先進国とは思えない、薄氷の上を歩んでいる国。
いやはや、bmbさんのイタリアに対する憎しみがよく伝わってきます ;-p。
#何があったかは知りませんが。
憎い訳じゃないです。旅行や出張でいけば、それは楽しい国だし、人間だって悪い訳じゃない。行くだけで、浮かれて楽しくなる国ですよ。旅するには絶好の国。ただ、それと同時に飽きれることが多い国だというだけの話です。自分で家を借りて長期に住んだり、イタリア車を買う気などおこらない(例:村上春樹のエッセイ本、遠い太鼓)という話です。
bmb氏はイタリアに対してデレツン属性だと理解しましたが、それでいいのだろうか。
ていうか村上春樹の件のエッセイとかを読んだことはありませんし、イタリア万歳な人には何人かお会いしたことはありますが(O平先生とか、塩野七生とか)、あんまりけなしている人に会った事はないので、想像がつきかねる僕がいます。
村上春樹、チェックしてみます。
うん。遠い太鼓を読めば、分かると思います。
たとえばねぇ...建物の外壁に5センチ四方のタイルが張ってあるとするでしょう?普通は、タイルの裏全面にモルタルを塗って壁に貼付けるはずが、イタリアだと、タイルの中央に直径1cmくらいのモルタルだけチョンと塗って壁に貼付けてあるんです。そんなもの、新築の建物だって、あっという間にはがれ落ち来るに決まってるのに、平気でそういう仕事があちこちで見られる訳です。同じレベルで土台まで作ってたら崩壊するでしょう?けど、そういうところだけは微妙に手を抜かず、大事にならない部分の手抜き具合が激しすぎる。これが「このくらいで良いだろう」原理。
「このくらいで良いだろう」原理って、どこの国でもあるけど、イタリアはそれが激しすぎるんですよ。
けど、旅行で欧州にくるなら、イタリアが一番楽しめるとは思いますよ。あんなに鼻血がでそうなほど、濃厚でクラシックなヨーロッパが残ってる国も少ないから。その意味では「イタリア万歳」な人たちは何も間違ってないと思いますよ。
ただ、塩野七生だって、イタリア人の高い個人能力は褒めても、イタリア社会のシステムとしての危うさは、エッセイのなかで結構皮肉ってますけどね。
塩野七生の『ローマ人の物語』で繰り返しかかれていることは、「ローマ人はモノを作る技能もさることながら、きちんとメンテナンスすることの重要さを理解し、実践している(上下水道とか、街道とか)」ということなので、それを頭ごなしに信じていた当方にとっては、新しい発見でした。
ていうか、古代ローマ人と現代イタリア人は違うってことかな。
>それを頭ごなしに信じていた当方にとっては、新しい発見でした。
行き違いの原因がどこにあるのか、分かりました。
「古代ローマ人の精神なんて、現代イタリアには欠片も残ってない」みたいな事、塩野七生自身が言ってますよ。70年代から、何度もエッセイの中で。
ガッテン! ガッテン! ガッテン!
#「ためしてガッテン!」の山瀬まみを想像してください。
遠い太鼓によると、ギリシャも「このくらいで良いだろう」原理が蔓延してるらしい。アテネオリンピックの時の混乱ぶりを見ていると、さもありなん。イタリアと同じようにみえるラテン系のスペインは、見ていると全然違うんですよね。実際、あの国はスゴく景気が良いし、イタリアの地方都市でよく見かける、恐るべき「このくらいで良いだろう」原理が発揮された建築物とか見かけない。東欧も、貧しいけれど「このくらいで良いだろう」原理は、イタリアやギリシャほどじゃないように見える。
という背景に基づいた上での
>先進国とは思えない、薄氷の上を歩んでいる国。
という、冒頭の表現だった訳です。
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