トレストイン日本橋に宿泊中。
1泊7,500円、茅場町駅徒歩1分。
東京でこの値段なので、かなりショボいホテルと思っていたのだが、予想を上回る快適さ。部屋もきれい。東京の定宿にしたい。
その他、今日はいろいろといいことがあったので、気分良く独り言を語る。
移動中、ひたすらに宮本輝の「道頓堀川」を読む。
昭和40年代後半ころの大阪ミナミ、宗右衛門町あたりを舞台とした小説。
主人公は喫茶店リバーのマスター武内と、そこに住み込みで働きながら大学に通う邦彦。
武内は妻に先立たれ、一人息子とも半絶縁状態。
若い頃は賭けビリヤードで荒稼ぎしていたという、わけアリ喫茶店主。
血筋なのか何なのか、息子もヤクザな賭けビリヤード野郎になってる。
親子の絆をかけて、父と息子のビリヤード対決が始まる。
対して、住み込みで働く邦彦は、既に両親を亡くし、ミナミの人脈以外はほぼ天涯孤独。
近くの小料理屋の、これまたわけアリの女将(それでも30歳とちょっと)とねんごろになるような、ならないような。
邦彦と女将が、幸橋から道頓堀に沿って歓楽街のネオンをむなしく眺めつつ、口付けをかわすシーンが当方のお気に入り。
そこだけ3回読んだ。
そんな彼らとかかわりを持つミナミの住人は、どいつもこいつも、わけアリで。
阪神タイガースが優勝して、ファンが飛び込むより以前の道頓堀川。
そこで繰り広げられる、わけアリな人々の人情話のネットワーク。
ちょっとホロリと来た。
なお、自宅最寄のバス停で読み始め、品川駅を通過したあたりで読み終わった。
ナイスな旅のお供だった。
ところでさ、京都行きの近鉄に乗ってたら、つり革につかまって立っている僕の2人向こうに、めちゃめちゃマブいナオン(死語)が立ってた。
色白ベビーフェイスで、ピンクのキャミソールを来て、肩からひじのラインが輝いてた。
宮本輝が2、その女の子の輝く二の腕を8 の割合で注視していたことは秘密です。
新幹線への乗り換えの時間に余裕があったら、マジでメルアド聞こうかと思ったくらい。
眼福、眼福。
キャミソールの女の子の姿を脳裏に焼き付けつつ、新幹線のホームに登ると、白粉を塗って臨戦態勢の舞妓さんが2名。
たまたま喫煙スペースのそばにお立ちになっていたので、特に吸う必要もなかったのだが、タバコに火を点けて、遠くを眺める振りをしながら舞妓さんをガン見。
どうして、ケータイメールを読む振りをしながら、隠し撮りをしなかったのかと、現在激しく公開中。
#いや、隠し撮りはいけません。
眼福、眼福。
某学会会場。
R25の記事とかスラッシュドット・ジャパンへのタレコミでちょっとした話題になった先生にご挨拶。
ちょうど、奥さん(美人)も一緒だった。
奥さん(美人)にお会いするのは数年ぶりだったけれど、開口一番
「イケメン風になりましたね」
との嬉しいお言葉。
さすが、美人人妻は見る目がある。
見る目がある人は、見た目も美しい。
眼福、眼福。
しかし、随所でちょっとした話題になった先生であるところの旦那は
「“イケメン”じゃなくて、イケメン”風” だろ、イケメン”風”」
と、いらん一言。
ちっ。
学会記念Tシャツ(1,500円)を購入。
どうもあまり売れていない様子で、僕が購入するや、アルバイトの女子学生総出で満面の笑みとともに一斉にお礼を言われたり。
かわいこちゃんが1ダースもいて、僕チンもにんまり。
眼福、眼福。
いろいろと目の保養になって、よい一日だった。
ひとつ困ったのは、メガネを持ってくるのを忘れた。
コンタクトをはずした現在、世界がかなりぼやけてる。
PCに10cmくらいまで近づかないと、画面が見えない。
もう、寝る。
日比谷線沿いのあの辺り、ビジネス街が近いせいか、結構良いホテルが集まってますよね。私も東京での常宿、あのあたりに持ってます(大浴場付き)。八重洲(ブックセンター)にも築地にも近いし、何より、秋葉原まで乗り換え無し。言う事ないです。
いぢわるしないで、どこに泊まってるのかおせーてくださいよー。
あと、あと、目の保養になるナイススポットもおせーてくださいよー。
#秋葉原のコスプレねぇさんは覗く^h^h除く。
ああ、探せば出てくるので隠したつもりはないけど、八丁堀の法華インです。
>目の保養になるナイススポット
うーん...渋谷のまんだらけ。
運が良ければ「日本語は読めないけど、フルーツバスケット/NARUTO, etc. のオリジナルコミックをコレクターズアイテムとして購入したい。しかも日本で」という、オタクの外国人少女に出会えることでしょう。
八丁堀の法華イン、軽くサイトを見てみました。
日曜日限定 5,500円とか、ちょっとオイシイですね。
こんどアタックしてみます。
茅場町は証券街(ですよね?)のせいか、休日は軒並み飲食店が閉まっていて、この点はちょっとツラいっす。
しかし、渋谷まで行ってまんだらけとは・・・。
「1年間分の本/コミック/声優CDを効率よく購入」というミッションを達成するためには、秋葉原・ゲーマーズ本店+とらのあな、渋谷・まんだらけ+TSUTAYA、新宿・紀伊国屋新宿南店、東京・八重洲ブックセンターを訪れる必要があります。これだと1〜1日半で済む。最後は、札幌か実家でBook offに行くのです。
「通販は?」とか言ったらダメなんですか?ダメなんでしょうねぇ・・・。
通販はダメですよ。手に取って表紙を吟味しないと。
...というのはさておき、確かにシリーズ物を買い足すならAmazonで実家に発送してしまうけど、新しい本・レビューで取り上げられた事もない本の中にも宝石が眠っているので、実際に足で回る必要があるのです。これは、札幌に居たときも同じ。紀伊国屋南口店と八重洲ブックセンターは「地方の本屋では毎日通ってもも出くわさない本」と遭遇する確率が高いので、学会等で東京へ出るたびに立ち寄ってましたよ。ネットが普及してないころは、研究関連の洋書のトレンドを追うのにも役立ったし。
あと、通販で海外に直接発送を頼むと、送料とこちらについてからの関税で2倍近い値段になってしまいますから。
海外では送料だけではなく、関税もかかる場合があるということは考えがいたりませんでした。なるほど。
ちなみに、送ってもらったエヴァ切手は全く問題なかったです。関税問題が生じるのは、小包以上のサイズから。海外長期在住者の間では、様々な秘策が口伝で流れていますが決定打はないんですよね。
宮本輝の「道頓堀川」懐かしいなぁ。
一時、宮本輝に凝ってた時期があります。
また読んでみようかなって思いました。
川三部作では蛍川が好きだったような気がしますが、
内容などあんまり覚えてないな・・・
宮本輝との出会いは、「星々の悲しみ」でした。
浪人生3人組が絵画を盗みに行く話。
僕が予備校に入ったとき、現代文のテキストの最初の教材がこの作品でした。
浪人生が主人公の話を持ってくるあたり、予備校の皮肉をひしひしと感じました。
でも、テキストには一部しか掲載されていなくて、続きが気になって文庫本を買いに行ったわけです多。