ドラマ版のあんどーなつは、原作と比較すると、登場人物と舞台を借りたパラレルワールドってところか。ストーリーは別物でした。
ドラマ1話の三社祭のエピソードは、原作5巻まで読んだ僕には見たことがないものだった。それでも、「男は仕事に命はってんだぜ」的ストーリーは嫌いじゃない。これはこれで十分アリ。
2回目以降も楽しみ。
登場人物の描き方にしても、原作の親方(梅さん)はもうちょっと愛嬌のあるキャラなんだけれど、ドラマでは寡黙すぎましたね。
主人公・安藤奈津は、原作を読む限り「素朴で不器用で、けれども、素直で一生懸命」というキャラ。しかし、ドラマ版ではちょっと洗練されて都会の女の子になってる。着てる服とかも、原作と比較しちゃうと、可愛すぎるし。
まぁ、そういう世界であり、原作とは別物と思えば、気にはならない。
ていうか、貫地谷しほり。
冒頭シーンで、右の頬(画面に向かうと左側)にニキビできてなかった?あと、鼻の頭にも。なんか、肌のキメも粗く見えて、
「あれ?僕の愛しのしほりちゃん(もしくは、徒然亭若狭)って、こんな感じだっけ?」
と、別人を見るような雰囲気で醒めながら見ちゃった。
そういえば、キミ犯人じゃないよね?でもあんまりカワユク見えなかったし。「ちりとてちん」を見る僕の目が節穴だったのか。
もしくは、NHKのドラマ部隊のテクニックがすごくて、あれだけカワイク撮っていたのか。
なんかちょっと興ざめだなぁ・・・なんて見ていたけれど、あるとき「やっぱ、しほりんは可愛いじゃねーか」と思った。和菓子屋でアルバイトを始めて、髪を後ろで一本にくくった姿が、当方のストライクゾーンど真ん中。
そうか、「ちりとてちん」のときもほとんどポニーテール姿だったし。ちりとてでも、銭湯帰りで髪の毛がぜんぶおりてる姿は、「かわいくねぇなぁ」と思っていたことを思い出した。
貫地谷しほりにポニーテール、これ最強。
俺の中では、斉藤由貴と高井麻巳子のポニーテールを越えた。
これからも、バリバリ髪をくくって欲しい。
ただし、アルバム “Private Edition” の山瀬まみを超えるのは無理。