当方が、山瀬まみの次に愛している永作博美が主演。先月初め、永作結婚のニュースに少なからぬショックを受けた当方であるが、ウジウジしているのもアレなので、スカッと5年前の永作のかわゆさを堪能しようと思った次第。
東京で初雪が降る夜、新たに付き合いだした男と始めて手を握る永作。
新雪で作った雪人形のように、触れただけで解け出してしまいそうなかわゆさじゃないか。
風邪でダウンした一人暮らしの男の、むさくるしい部屋に看病にやってくる永作。
この部屋同様に汚い家に住む当方だが、永作がやってくるだけで全てが浄化されてしまうんじゃないかと錯覚していたり、いなかったり。
まぁ、そんな感じで永作を堪能した当方である。
ドラマのメイン出演者は、永作博美、さとう珠緒、蒼井優、京野ことみ、>> 越えられない壁 >>、りょう の5女優(ドラマのクレジット順ではなく、当方の好物順に並べた)。
全4話のうち、前半は5人の女性たちの「思い出のデート」に関する girl’s talk がオムニバス形式で語られる。各登場人物の重要視するデート(デート?デートなのか!?)のポイントが微妙に異なっている。だから、工夫が凝らされているのだとは思うが、全て女性の視点から描かれていて、30台半ばのオッサンである当方にとってはいまひとつピンと来ないエピソードばかりで、危うく寝落ちしそうになった。
しかし、年頃の乙女のみなさん(もしくは、乙女時代を思い出す頃合に差し掛かったおねぇさま方)なら共感しながら見れるのかもしれない。
そのように前半で各登場人物の恋愛観の違いや抱えている問題を浮き彫りにし、後半では各人が幸せな恋愛関係のあり方を悟り、それぞれに小さな幸せを掴んでいくという形でフィニッシュ。
ただし、主に焦点が当てられているのは、永作博美と >>越えられない壁>> とりょう(当方の好物順)のみであって、他の登場人物に関しては「前半も出したから、後半で一応落とし前はつけておきますよ」程度の扱いだった。
5年前の蒼井優を目当てに見るなら、第2話あたりに集中力のピークをもってくると良いかもしれない。
あと、2004年という時代を反映してか、蒼井優がFOMAのテレビ電話をやたらと使っていたり、さとう珠緒がわざとらしくオサイフケータイで支払いをしていたりと、「ああ、放送当時はNTTドコモがスポンサーだったんだろうなぁ」と大人の事情が見え隠れするところに苦笑せざるを得なかった。
しかし、坊主頭で妙に姿勢正しくうやうやしい立ち居振る舞いで、単なる脇役なのにものすごい存在感。一見、売れない漫才コンビの片割れに見えなくもないけれど、しっかりと俳優行に精を出している人らしい。
名前は、荒川良々(あらかわよしよし)で、僕は最近では『鴨川ホルモー』の京大の先代部長役で見た。意外といろんなところで見かける人だ。でも、見かけるたびに坊主頭なのが、妙に笑える。こっそり応援したい。