京都市美術館で2009年6月30日-9月27日の会期で行われている ルーブル美術館展: 17世紀ヨーロッパ絵画を見学してきた(東京開催のときのサイト)。
8月までは毎日数千人が訪れ、酷いときには1時間弱の待ち時間もあるという話を聞いていたので(会場の状況について)、オープンの9:00をめがけて行ってきた。会期も2ヶ月ほどを過ぎたので、そろそろガラガラになっている頃だろうという思惑で出かけたのだが、意外に混んでいた。入場制限や酷い行列ができるほどではなかったが、どの作品の前にも20人弱の観客が群がるという状況だった。
約70点の展示品を40分ほどかけて鑑賞し会場を出た。帰り際(9:45ころ)に眺めたところ、エンタランスから展示室まで数分程度の待ちがありそうな行列になっていた。
まだまだ人気のようです。
17世紀の絵画という展示テーマなので、写実的作品のオンパレードだった。宗教画、人物画(権力者や市井の人々)、風景・静物画がそれぞれ1/3ずつといった配分だろうか。
精密な線遠近法と陰影描写で、画面から飛び出す3D映像として見える(比喩ではない)ものがいくつかあった。そういった絵画鑑賞経験はいままでになかったので、本当に感激した。たとえば、ボスハールトの「風景の見える石のアーチの中に置かれた花束」。
あと、下衆だけれど、個人的に笑ったシリーズ。
「水曜どうでしょう」でおなじみの面々が同じ部屋に集まってた。
【大泉洋】
レンブラント・ファン・レイン「縁なし帽を被り、金の鎖を付けた自画像」
【酔っ払って陽気になった安田顕】
フランス・ハルス「リュートを持つ道化師」
【女装して小芝居をする鈴井貴之】
フアン・バウティスタ・マルティネス・デル・マーソ「婦人の肖像」