インターネットでは海外の人々と手軽にコミュニケーションできるなんつーことは、もう言い尽くされてるし、そういった経験もいろいろしてきた。
でも、まさか自分がガーナの17歳の女子高生と twitter でやり取りすることになるとは思っていなかった。15年間におよぶ当方のネット歴の中で、ものすごく驚いた事件の一つになった。
ことのいきさつは、こうだ。
僕は、@proverbialistという twitter のアカウントを持っている。これは、1時間ごとに格言を自動投稿するというものだ。btiと fortune と cron を組み合わせりゃ、簡単にできる。
今日の午後、僕のbotであるところの@proverbialist君が以下のようにつぶやいたらしい。
「たった1人から文章を盗めば盗作だ。しかし、多くの著者から集めれば研究調査だと言える。– ウィルソン・ミズナー(アメリカの劇作家)」
ちょうどそれと同じころ、当家サーバーから遠く離れたガーナにお住まいの17歳の女の子であるところの Shirley ちゃん(@shirleyszone)は以下のように手動で投稿したらしい。
多少表現は異なるが、内容は僕のbotが自動投稿したものと同じだ。時刻もほぼ同じ頃だ。
でもって、その奇妙な偶然をアメリカのミシガン州に住んでるやつ(@shanecorning)が発見し、両方に「お前ら、同時に同じ引用を投稿してるけど、両方bot かよ?」と突っ込みを入れたりしちゃって。
いやはや。
ほぼ同時に同じ格言を引用したという偶然もすごいけれど、それが太平洋とか大西洋とかインド洋とか、経由してんのか、してないのかよー知らんけれど、とにかく世界を股にかけてる感じが壮大で、おぢさんは感動してしまったのですよ。
僕が「オモロイ偶然だね」なんてメッセージを送ったら、彼女から「マジで!」なんて返事がきたり。
車で会いにいけるところに済んでたら、ソッコーでデート(デート?デートなのか!?)に誘うのにね。
ところで、ガーナって、アフリカ大陸にあるっつーことは知ってたけれど場所はよく知らないし、「ロッテ ガーナチョコレート」くらいしか思いつかない当方なので、wikipedia でチラッとガーナを調べてみた。
イギリスの植民地で、第二次世界大戦後に独立したそうだ(1957年独立)。
公用語は英語だそうで、どうりで Shirley ちゃんも流暢な英語を使うはずだ。
経済は農業(カカオ!)や貴金属の輸出に頼っているそうだが、アフリカ大陸にあって特に貧しいわけではないらしい。そりゃ、Shirley ちゃんがPCでネットにアクセスできても不思議はない。
政治状況も、議会制民主主義がしっかり根付いているそうだ。与党から野党への政権交代があっても、テロやクーデターも起きないだけの健全さを獲得しているそうだ。こういう状況なら、Shirley ちゃんも海外の人と忌憚なく意見交換ができるってことだよね。
いわゆる先進国の人々となら比較的簡単に知り合いになれるのだけれど、いままで後進国の現地人と何かしらのやり取りをした覚えはほとんどない(日本に来た人となら交流したことあったけれど)。
そういう意味で、僕にはちょっとしたカルチャー・ショックだったのでした。
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