ドラマ『北の国から』第13回にて。
うろ覚えだけれど、このボックスアートは 1/60 ガンダムだよね。定価は2,500円だったか。
ドラマの舞台は1981年5月。当時、僕は2,500円もするプラモデルなんて買ってもらえなかった。つーか、ガンプラは人気で品薄だった。一番小さなガンダム(1/144 300円)すら在庫がなかった。
そんなわけで、僕が初めて買ってもらったプラモデルは、クリスマスプレゼントとして 1/144ボール(300円)。その次が 1/144 コア・ブースター(300円)。
純(吉岡秀隆)くんが羨ましい。
蛇足ながら、場面の説明。
純(吉岡秀隆)の両親は半年前に離婚した。父(田中邦衛)は2人の子供の親権を獲得し、故郷の北海道富良野市で自給自足の生活を始めた。純の妹に、蛍(中島朋子)がいる。
・・・と、ここまでは『北の国から』の基本設定として有名なところ。
純の母(いしだあゆみ)は離婚後も東京に住み続けている。経営している美容院が東京にあったという事情もある。しかし、何よりも、彼女には間男(伊丹十三)がいたのだ。離婚の原因もその男のせいだ。
なお、妹の蛍は離婚前に母の情事を目撃したことがある。それ以後、母に対してどこか心を開けなくなってしまった。ドラマの中ではハッキリと理由が述べられていなかったが、東京へ見舞いには行かなかった。
母は子供たちを手放したくないと思っている。そして、純が田舎暮らしではなく、東京に住みたがっていることも知っている。同時に、純が父に遠慮して富良野を離れられずにいることも知っている。
そこで、母は何とかして純を手懐けようとするわけだ。その貢物としてのガンダム。
・・・俺なら、すっかりその気になって東京に住んだことだろう。
なお当方は、『北の国から』の特別ドラマの「’87 初恋」(今やアラフォー高飛車女キャラになってしまった横山めぐみが天使のようにピュアな女子中学生役で出てくるやつ、「’89 帰郷」の姿は以前に紹介した)以後は全部見ているのだが、連続ドラマとかは全く見たことがなかったので、最近一生懸命見ているのです。