村下孝蔵の「初恋」(YouTubeで見る)は年代的にちょっとはずれている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第13回目の放送を見ましたよ。
安曇野から上機嫌で東京に帰った房子(斉藤由貴)であったが、家では相変わらず雑事に追われて徒労感にさいなまれる。ある日、家族全員の帰りが遅いというので、思い切って陽子(若尾文子)の所へ遊びに行くことにした。
陽子が自分のことを少女のように扱ってくれることが、房子には何よりも嬉しかった。そして実際に、房子自身も少女に戻ったような気分になることができた。
陽子の店に、老人が採れたての野菜を持ってやって来た。その老人こそ、現在のタケオ(犬塚弘)だという。本物のタケオに会い、怯える彼の迷惑も省みずに房子は大興奮してしまった。
タケオは去り、陽子の思い出話が再開された。
昭和13年秋。中国で連戦連勝する日本軍に、国中が喜びに沸いた。
陽子(井上真央)も熱に浮かされたように大喜びだった。戦地への慰問袋の作成や、男手のなくなった農家への勤労奉仕など、嫌がらずに喜んで行なった。まだまだ国内は平和で楽しい時代だった。
陽子の唯一の悩みといえば、スカートの寝押しの成否くらいのものだった。失敗すると1日じゅう憂鬱だった。元気のない様子を心配されるも、「男の人にはわからないわ」と意味深な返答をしてしまい、父(寺脇康文)をうろたえさせることもあった。
そんなある日、松本の兄・春樹(田中圭)(中川大志)からハガキが届いた。冬になる前に松本に遊びに来るよう誘う内容だった。特に、川原(金子ノブアキ)も会いたがっていると書き添えてあったことに、陽子は有頂天になってしまった。
嬉しさのあまり踊り呆けている姿を父に見られてしまった。
開始3週目にして、すでにマンネリお約束ギャグがたくさんあって、ちょっと見るのがしんどい。
(1)陽子(井上真央)に声をかけられたタケオ(柄本時生)がしくじる
(2)水飴屋・村上堂の夫婦(斉木しげる、渡辺えり)がヒロインたちの前で痴話喧嘩を始める
(3)房子(斉藤由貴)が少女時代に戻ったかのようにはしゃぐ
(4)ヒロインと親友たち(満島ひかり、マイコ)がノーテンキに騒ぐ
1週目は、もっとしっとりとしたアダルトなドラマだと思って期待していたのだけれど、ここ数回はたんなる賑やかしドタバタドラマみたいな感じで、脱落しそうになったり、ならなかったり。
まとめ記事も
「今日もわーわー騒いでいました。申し訳程度に、○○という展開がありました。」
だけの2文だけで終わらせてしまうようになってしまうかもしれないと思ったり、思わなかったり。