奥田民生(ユニコーン)の『大迷惑』の一節「枕が変わっても やっぱり するこた同じ」を口ずさんでいる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第1回目の放送を見ましたよ。
主婦・房子(斉藤由貴)は日常の雑事に追われて余裕を無くしている。気分転換のつもりで見物に出かけた長野県安曇野市の蕎麦畑で、房子は車を立ち往生させてしまった。助けを探すつもりで歩いて行くと、感じの良い蕎麦屋を見つけた。
その蕎麦屋は、上品な老婆(若尾文子)が主人であった。老婆は、房子の求めに応じて、自分の半生を話し始めるのだった。
老婆の名前は陽子。東京で生まれた彼女は、昭和7年に安曇野へと越してきた。当時まだ10歳だった陽子(八木優希)は事情を知らなかったのだが、母・紘子(原田知世)は心臓がとても悪かった。最期を家族でゆったりと過ごすために、父・良一(寺脇康文)は仕事を辞めてまで、一家で移ってきたのだ。
母は幼い陽子に、これからの女性の生き方を話して聞かせた。「女だから仕方がない」を言い訳にしない、強く自立した女性になるよう言いつけた。そしてまた、陽子は太陽を意味すると説明し、どんなに辛い時にも笑うように、自分が輝いて周囲の人々を明るく照らす人物になれと言うのだった。
ヒロインは井上真央。
僕はこの女優さんのことをあまりよく知らないのですが、当方の心をがっちり掴んで離さないだけの魅力のあるベビーフェイスですね。今回の朝ドラは、要チェックです。
ただし、本日は回想シーンにのみ登場。特にセリフや演技もありませんでした。あんなカワイコちゃんが動いてしゃべるところを、早く見たいです。
ドラマの構成としては、年老いたヒロインが自分の昔話を語るというもののようです。語り手が若尾文子、聞き手が斉藤由貴というわけです。
僕の周りには、なぜか斉藤由貴ファンが多かったので、僕も昔からそれなりに斉藤由貴のことが気になっています。そんなわけで、番組が斉藤由貴のアップから始まったことに強い衝撃と驚きを感じました。
とは言え、本編はおそらく全てヒロインの回想ですから、今後あまり斉藤由貴の出番はないと思われます。
それとも、適宜回想シーンから現代に戻ってきて、斉藤由貴がヒロインの昔話にコメントをするという形式で進むのだろうか。
なにはともあれ、出だしは良かったです。明日もちゃんと見ようと思っています。