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NHK『おひさま』第27回

昨夜の『マドンナ・ヴェルデ』を見てドキドキしまくったせいなのか、夜中に興奮して目が覚めて、そのまま眠れなかった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おひさま』の第27回目の放送を見ましたよ。

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第5週「失恋」

初詣の帰り、真知子(マイコ)は陽子(井上真央)に少しだけ腹を立てた。最近、陽子が川原(金子ノブアキ)のことを少しも話さない。許婚のために春樹(田中圭)への恋を諦めた真知子に対する遠慮だとするなら、友人としてとても失礼なことだと立腹しているのだ。

その言葉に反省した陽子は、その日の夜に川原が家へやって来ることをみんなに打ち明けた。
一同は、川原が陽子に会うために安曇野に来るものだと思い、たいそう盛り上がるのだった。陽子にとってとても幸せな時間だった。

その頃、陽子の初恋について、次男の茂樹(永山絢斗)が父(寺脇康文)と兄に話していた。春樹が送った写真を陽子が独り占めにし、二つ折りにして川原だけが見えるようにして所有していることが証拠だという。
以前に川原が遊びに来たとき、陽子がおならをしたと濡れ衣を被せられた時の慌てよう(第11回)も恋の証拠だと指摘された。春樹も、松本で川原に対面した時(第15回)に陽子の様子がおかしかったことを思い出した。今日も、川原が来ると聞いてから、陽子の落ち着きがなくなった。全てつじつまがあった。

いつしか一同は、今日の川原の訪問は陽子への求婚かもしれないと思うのだった。父・良一は、川原が満州に渡りたがっていることを思い出し、陽子が外地に行ってしまうことを今から心配するのだった。そうして、須藤家の男達も落ち着きを無くしてしまった。

そこへ陽子が帰宅した。家族の様子がおかしいことに気づいたが、その理由までは思い至らなかった。

そして、川原が須藤家へ到着した。
しかし、彼はタエ(中村ゆり)という女性を同伴していた。

タエは松本高校のそばのカフェで働いており、すでに交際して1年を経ているという。川原は実家に紹介したが、進路について対立していることもあり、交際を猛反対されたという。実家からは勘当同然でもあり、今や自分の家族は親友の春樹しかいないと言っても過言ではない。そこで、須藤家のみんなにふたりを祝福して欲しいと思い、タエを連れてきたのだという。
そして、卒業を待たずに、タエを連れて満州に渡るつもりだと発表した。

陽子の気持ちを考えると、どうしていいかわからなくなる一同だった。
陽子は今にも泣き出しそうだったが、同じくどうしていいかわからなくなっていた。

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このドラマは、女性の自立だとか、戦争及び戦後の日本の社会の変化だとか、田舎でも健気に生きる人々だとか、そういうシリアスなものを求めてはいけないドラマであるということに、今日になってやっと気づいた。

須藤家の男達が慌てふためく様子が、とても面白いできだった。
これはシリアスなドラマじゃない。コントなのだ。

そう思えば、最近つまらないと思っていた気分も持ち直した。明日から新たな心境で視聴を続けられそうです。

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