清原果耶さんはダンスが上手いと知った当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第8回めの放送を見ましたよ。
百音(清原果耶)を実家に連れ戻そうとしていた父・耕治(内野聖陽)であったが、百音が楽しそうに仕事をしている姿を見て考え直した。百音の好きにさせることにして、耕治は家へ帰った。
その翌日、引き続き百音は小学生たちの林間学校の対応をした。前日は森林組合の事務所での木工細工体験であったが、今日は山に出かけて実際の森の様子を見学したり植樹体験を行う。
課長・佐々木(浜野謙太)は、木材として利用される以外にも木にはそれぞれの役割があると説明した。一部の木だけを残し、それ以外は小さいうちに切り倒されてしまう。そうすることによって、日光がよく届くようになって残された木が大きく育つ。もちろん、間引かれた木も様々な用途に利用される。広葉樹は材木としてはあまり利用されないが、山に雨水を溜め込んだり、落葉が土の栄養となるのだと説明した。
百音は、幼い頃に祖父・龍己(藤竜也)から聞かされた話を思い出していた。山の葉の栄養が雨で川に運ばれた後、海に流れ込む。その栄養によって、龍己の育てるカキやホタテが美味しくなるのだという。百音は、あらためていろいろなものが互いに役になっていると思うのだった。
その日、雨の予報ではなかったが、空は雲で覆われていた。元々、昼までには下山する予定であったが、課長・佐々木は念のため少し早めに帰ることに決めた。実際、その直後に雷が鳴り始めた。
歩みを早めようとしていたとき、参加児の圭輔(阿久津慶人)が竹とんぼで遊びはじめた。それは前日の木工細工体験で作成し、よく飛ぶことから彼のお気に入りだった。その竹とんぼが思いの外遠くまで飛び、道をそれて落ちてしまった。圭輔はそれを取りに行こうと列を離れた。
子どもたちの引率は佐々木に任せ、百音が彼を追いかけた。
圭輔は無事に見つかったが、百音は彼を叱った。山で道を外れると、命に関わることがあるのだ。
ふたりは無事に正規の山道まで戻ることができ、百音は無事を知らせる電話をかけた。電話で一瞬目を離したすきに、圭輔は足を滑らせた。山道から外れ、斜面の途中に留まっているのが百音から見えた。
その時、突如激しい雨が降り出した。
本文では割愛しましたが、登米には父・耕治(内野聖陽)の古い知人が住んでいました。登米でジャズ喫茶を経営する田中(塚本晋也)です。百音(清原果耶)と別れ、耕治がタクシーも拾えない田舎道を歩いていると田中が偶然見つけるという展開でした。
田中のジャズ喫茶は繁盛しているようではありません。彼はカメラが好きなようで、どうも道楽で喫茶店をやっているという様子です。店には彼の撮影した写真が沢山飾られており、その中には若い耕治がトランペットを吹いている物もありました。
耕治は「娘に悪いことを教えないでください」などと冗談と本気が半分ずつのような感じで言っていました。
田中は、今後、百音が何か困ったときに良き相談相手にあるといった位置づけなんでしょうか。
さて、本筋の方は、トラブルメーカー・圭輔(阿久津慶人)のせいで一難去ってまた一難という展開。
圭輔が落ちた先は目で見える範囲ですが、若い女性で特別な装備もしていない百音では容易に救助できない場所という感じでした、ドラマを見ている限り。彼が滑落する直前の電話連絡では、組合の川久保(でんでん)が迎えに行くという話でしたが、彼が来るのを待つのか、それとも百音が自力でなんとかしようとしてさらなるピンチを招くのか。・・・というところで、明日を待ちます。
【今日の蒔田彩珠コーナー】
未知(蒔田彩珠)は、登校前に家業のカキの養殖を手伝っていました。父・耕治は本土行きの渡し船に乗り遅れると心配するのですが、未知によれば中間試験期間なのでいつもより1本遅い船で間に合うそうです。ていうか、普通の生徒なら試験のときほど家の手伝いなんてせずに勉強しそうなもんですが、本人によれば試験は簡単すぎてつまらず、海の仕事のほうが楽しいそうです。