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NHK『おかえりモネ』第14回

つい最近、ジョン・フィリップ・スーザという100年くらい前のアメリカの作曲家のことを知り、『星条旗よ永遠なれ』(米海兵隊楽団の説明と演奏)とか『ワシントン・ポスト(マーチ)」()とか聞き覚えはあったけれど同じ人が作ったとは知らなくて驚いた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第14回めの放送を見ましたよ。

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第3週『故郷の海へ』

幼馴染たちは百音(清原果耶)の家に泊まった。男女別室で、女性の部屋には百音と明日美(恒松祐里)、そして妹・未知(蒔田彩珠)がいた。他のみんなが寝静まった中、百音と明日美だけが起きていて、ぽつりぽつりと小さな声で話を始めた。彼らが家に泊まるのは中学生の時以来であり、百音は嬉しかった。
ふたりの話し声で未知は目を覚ましたが、寝たふりをしながら耳を傾けていた。

明日美は、仙台の大学を卒業しても、島に帰って来ないつもりだ。それで及川亮(永瀬廉)のことも忘れようとしていたが、久しぶりに亮に会ったらその気持が揺らいでしまったと話した。だからといって、もう告白するつもりはないと言う。
明日美は、百音にも仙台に来てほしかったと話した。しかし、百音は大学は全部落ちたので叶わなかったと答えた。今は、登米で新しいことに挑戦し始めているとも話した。

明日美は、百音が音楽をやめてしまった理由を尋ねた。けれども、百音はその問いを無視した。眠ったふりをして答えなかった。

百音は、明日美の質問をきっかけに、自分の来し方を思い出した。

百音は幼児のころから音楽が好きな子だった。生まれたばかりの未知が泣いていたら鼻歌であやしてやったり、父・耕治(内野聖陽)の吹くトランペットを見て自分もやりたがった。耕治を中心に、家族も百音の音楽好きと才能に期待を持った。
小学生になるとサックスを始め、父に付き添われて夜遅くまで本土のレッスンに通った。

中学校に進学すると、廃部同然の吹奏楽部を百音が復活させた。当初の部員は百音ひとりきりであったが、自分でみんなに声をかけて部員を増やした。
すでにバレー部に入部していた及川亮であったが、百音に頼まれると二つ返事で応じてくれた。彼に思いを寄せている明日美もそれをきっかけに入部した。他の幼馴染である後藤三生(前田航基)と早坂悠人(高田彪我)も協力してくれた。こうして5人で活動が始まった。

初めて5人で人前で演奏した時はヒドい有様だった。落ち込む5人だったが、父・耕治は応援してくれた。彼が自ら指導役に就任し、百音は親が出てくることを恥ずかしがったが、彼の指導で部員たちは腕を上げていった。学校での練習はもちろん、百音の家にも集まって楽しい時間だった。
未知が中学校に進学すると、クラリネットが足りないという理由で未知を誘った。嫌がる未知であったが、亮におだてられると入部を決めた。その頃には他の部員も増え、総勢20人ほどになっていた。

中学3年生になった百音は、もっと音楽を続けたいと思った。それで、音楽コースのある仙台の高校への進学を考え始めた。しかし、百音は音楽受験の特別なトレーニングを受けているわけではないし、仙台の寮生活で実家を離れることにも迷いがあった。しかし、父・耕治の強い後押しもあり、受験することとした。

合格発表の日、百音は耕治と一緒に仙台まで見に行くことにした。その日の午後2時半ころからは中学校の吹奏楽部の最後の練習予定となっていたが、朝から出かければじゅうぶんに間に合うスケジュールである。
しかし、張り出された受験番号の中に百音の番号はなかった。不合格だったことに百音は落ち込んだ。

指導者として百音と一緒に午後の練習に参加しなければならない耕治であったが、百音を励ますために仙台で少し羽根を伸ばすことにした。耕治が学生時代に通っていたジャズバーで、名物のピザを食べさせてやることにした。確かに美味しいピザで、百音も少し元気が出てきた。

食事を終えて帰ろうとした時、店内演奏の準備が始まった。予定では14時半から演奏が始まるという。後ろ髪を引かれる百音であったが、遅刻してでも吹奏楽部の練習に出るべきだと思い去ろうとした。
けれども、女性サックスプレイヤーが登場すると見とれてしまい、そのままライブ演奏を聞いていくことにした。

ライブ1曲めの演奏が終わったのは14時46分だった。

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この時の百音(清原果耶)にとって、その日付は「合格発表の日」ということ以外に特別な意味はなかったはずなので、あえて本文では年月日を書きませんでした。だって、誰が自分の高校の合格発表の日なんて後年まで覚えてる?よほど特殊な何かがないと覚えてないよね。

というわけで、百音の合格発表の年月日は2011年3月11日です。きっつー。
14時半からジャズバーでライブを見始めたり、地元では吹奏楽部の練習が始まったり。きっつー。・
放送の最後では時計が14時46分を指していました。きっつー。

なお、今日はアバンタイトルがありませんでした。本作では初。あっても良い展開だったと思うけれど。

【今日の蒔田彩珠コーナー】
狸寝入りのみ。姉たちの話を盗み聞きしていたことが今後のなにかに繋がっていくのか。
片思いしている及川亮(永瀬廉)と、ライバル・明日美(恒松祐里)の関係について?
姉の挫折についての何かしらについて?

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