百音(清原果耶)は、父・耕治(内野聖陽)と朝岡(西島秀俊)が話しているのを偶然物陰から聞いてしまった。
そこで、耕治が自分の幸せを心から願っていること、朝岡が気象災害に苦しめられる人々に思いを寄せていることなどをあらためて知ることになった。
そして、耕治が宮城に帰る事となった。朝早い新幹線で出発しなくてはならない。
耕治は、百音と菅波(坂口健太郎)が交際していると思いこんでいる。早朝にもかかわらず菅波をシェアハウス呼び出せと騒ぎ出した。耕治の剣幕に折れた百音は、徒歩10分の病院の仮眠室で休んでいた菅波を呼んできた。
厳しい表情を崩さない耕治であったが、突如深く頭を下げ、百音のことをよろしくと頼んだ。あっけにとられる菅波であったが、何かあれば力になると約束した。
家に帰った耕治は、百音に恋人がいると亜哉子(鈴木京香)に報告した。菅波の前では不承不承認めるという態度を見せていた耕治であったが、亜哉子に向かっては好人物であると嬉しそうに話した。
しかし亜哉子は、ふたりが交際しているというのは耕治の早とちりではないかと訝しんだ。自分が確認に行ければ一番なのだが、それも難しいので未知(蒔田彩珠)を偵察に送り込むことにした。
百音は朝岡とのミーティングの後、耕治との話を来てしまったことを打ち明け、謝った。しかし、朝岡はさっぱりとした反応だった。朝岡が明石市の土砂災害に因縁のあることはいつか打ち明けようと思っていたという。だから聞かれても平気なのだと話した。
耕治は、全ての子供たちに対して未来は明るいと伝えたいと言っていた。それで朝岡は自分が忘れていたことを思い出したのだという。気象情報を利用して適切な行動をすれば未来を良いものに変えることができる。災害は繰り返されるものだが、それに対する対応をとることもできる。人間はそうやって反映を繰り返してきたのだ。
自分はスポーツ気象の普及を通じて、情報を使って未来を変えることが可能であると啓発していくつもりである。百音には報道を通じて人々の未来を変えることに貢献して欲しいと述べた。
百音は朝岡の意見に同意した。
そうして、テレビ局から打診されていた、神野(今田美桜)の後任となる中継キャスターを引き受けることにした。みんなの前で、前向きで誰かの役に立つ情報を伝えたいと抱負を述べた。こうして、百音は人気のパペットを操作しながらの中継を行うことに決まった。
ある日、未知が上京してきた。
百音とは久しぶりの再会であり、ふたりは大いに喜んだ。
本文では割愛しましたが、登米時代に耕治(内野聖陽)が百音(清原果耶)の様子を見に突然現れた時、木片で笛を作りました。以後、百音はそれをお守りのように自室においています。
耕治が突然の上京で百音を再び驚かせ、菅波(坂口健太郎)との仲を一方的に誤解して帰って行きました。すると、耕治の帰った後、彼の作ったお守りの笛から新芽が出ていました。
マジかよ?笛になってから2年くらい経ってるはずなのに、芽なんて出るの?
しかも、今までカキに乗り移っていた祖母・雅代(竹下景子)が今度はその芽に乗り移ったそうです。マジかよ。