いろいろな事情により今日は仕事を休んでいる当方が、NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』の第87回めの放送を見ましたよ。
百音(清原果耶)は、会社の新規事業審査会で「あなたの街の気象予報士: 全国津々浦々計画」を発表した。各地域のことを熟知した気象予報士を配置し、地域密着型気象サービスを提供するというものである。気象庁や放送局の気象予報士が提供する気象情報よりもきめ細やかな情報提供をしようという計画である。
小規模事業者のコンサルタントを行ったり、医療や自治体と連携して避難誘導を行う点が目新しい点であった。
この着想には、百音の実家のカキ養殖などが念頭にあった。加えて、菅波(坂口健太郎)が地域医療に注力していることもヒントになった。百音と菅波が会えるのは2ヶ月に一度くらいしかなかったが、会うたびにこの計画について相談ばかりしていた。菜津(マイコ)は、会える時間は短いのに仕事の話ばかりしている二人のことを心配した。しかし、本人たちはこの計画にのめり込んでいて、まったく苦にならなかった。
安西社長(井上順)ら、幹部は百音の計画の新規性を褒めた。
しかし、自分たちの会社だけで全国に気象予報士のネットワークを構築することの難しさが指摘された。計画を実現するためには、途方も無い数の気象予報士が必要になるからだ。
結論は保留され、継続して審議されることになった。
ある日、百音がテレビ番組の仕事を終えると未知(蒔田彩珠)から電話があった。家で母・亜哉子(鈴木京香)と父・耕治(内野聖陽)が揉めているのだと言う。
亜哉子は民宿を再開したいと考えていた。それは、亡き祖母・雅代(竹下景子)のライフワークだった仕事だ。家族にとってもにぎやかで楽しい思い出となっている。島と本土を結ぶ橋が開通し、観光客も大勢訪れるようになった。今こそ民宿を再開するときだと亜哉子は思ったのだ。
しかし、耕治は反対した。亜哉子ひとりで切り盛りすることは難しというのが理由だった。耕治は銀行、未知は水産試験場、祖父・龍己(藤竜也)はカキ養殖と、それぞれが仕事をしている。民宿を経営するには手が足りないというのだ。
龍己のカキ養殖が一家の中心である。むしろ、亜哉子が高齢の龍己を手伝うべきだと主張した。
亜哉子は自分の希望が受け入れられず落ち込んでしまった。
未知は、亜哉子がかわいそうだと話した。カキ養殖の手伝いならば未知ができることであり、亜哉子に押し付けることではないからだ。
そこまで話すと未知の出勤時間となり、話は打ち切られた。
9月10日すぎ、台風12号が発生し猛烈な勢いで発達しながら日本に近づいていた。
朝の情報番組『あさキラッ』では、台風情報をメインに伝えることとし、百音の中継コーナーはしばらく休止となった。百音は、自分のコーナーがなくなることで、かえって視聴者には緊迫感が伝わるだろうと意に介さなかった。
百音の所属会社・ウェザーエキスパーツでも台風12号対策室が設けられ、にわかに慌ただしくなった。
百音(清原果耶)の「あなたの街の気象予報士」計画は人員の不足が懸念されました。
どうも収まりが悪くて本文には書かなかったのですが、安西社長(井上順)は百音に、自分が気仙沼に赴任したいのか?と尋ねました。しかし、百音はその場では明確な回答をしませんでした。ていうか、シーンが切り替わって、返事が映されませんでした。
返事のシーンの代わりに、しばらく前に菅波(坂口健太郎)と相談しているシーンになりました。そこでは菅波も異口同音に、百音は気仙沼に行きたいのかと尋ねました。
そこでは百音は迷っている様子でした。東京で報道やスポーツに携わって、もっと深く極めたいと考えている一方で、地元に帰って貢献したいとも思っていると話していました。
まぁ、タイトルが「おかえりモネ」だからゆくゆくは地元に帰るんだろうけど。
さて、本文ではまるごと削除しましたが、神野(今田美桜)に仙台の地方局での仕事の打診がありました。夕方の情報番組のメインキャスターだそうです。現在は全国放送の気象キャスターのみ、仙台に行けば地域放送のみだけれどメインキャスターとなります。それぞれ良し悪しですが、神野は報道キャスターを希望しており、仙台でチャンスを掴みたいとのことでした。
ああそうか、みんな宮城に行くのか。