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NHK『ブギウギ』第83回

寒すぎて井上陽水の『氷の世界』を口ずさんでいるわけだけれど、おかげさまでテレビが画期的な色になるほどではなくてよかったと思っている当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第83回めの放送を見ましたよ。

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第18週『あんたと一緒に生きるで』

鈴子(趣里)の主演する『ジャスカルメン』は雑誌などでも好意的に取り上げられ、大好評で公演を続けていた。
妊娠6ヶ月の鈴子の体調もすこぶるよかった。

一方、大阪で療養生活を続けている愛助(水上恒司)はどんどん咳がひどくなっていた。『ジャズカルメン』の公演を見るために東京に戻りたいと医者に懇願したが許可されなかった。
愛助は、鈴子に詫びの手紙を書いた。結核がひどくなっているとは書かず、ちょっと風邪をこじらせてしまい大事をとって諦めるとだけ書いた。
その手紙を受け取った鈴子は、約束を破ったことに怒りながらも、愛助に会えないことをこの上なく寂しく思った。

そして、『ジャズカルメン』の千秋楽の日を迎えた。
楽屋に茨田りつ子(菊地凛子)が突然現れ、鈴子は驚いた。りつ子は妊婦がどんな踊りをするか見に来た、みっともなかったら舞台から引きづり下ろすと脅した。対して鈴子は大きな腹が人気なのだと答えた。
出会った頃は犬猿の仲だったふたりだが、今ではきつい冗談を言って笑い合える仲になっているのだ。

りつ子は、妊娠中よりも出産後の方が大変だと助言した。独身のりつ子がなぜ知ったような口を利くのかと鈴子が訝しんでいると、りつ子は子どもを産んだことがあると打ち明けた。鈴子と出会うちょっと前に出産し、そのまま故郷の母に預けたままなのだという。相手の男は出産前に蒸発した。
りつ子は、歌を諦めることができず、子どもを母に預ける決断をしたと言う。何も後ろめたいことのない生き方をしてきたが、その子ことだけは唯一の後ろめたさである。だから、その後ろめたさを解消するためにも、りつ子は歌に命をかけているのだと話した。

鈴子は、りつ子の覚悟に感心した。自分にはそこまでのことはできないと思った。
それと同時に、りつ子はりつ子の言い方で鈴子のことを励ましてくれたのだと感じた。少し気が軽くなった。

こうして『ジャズカルメン』の千秋楽も無事終わった。

後日、マネージャー・山下(近藤芳正)が今後の仕事の方針を相談するために鈴子の家を訪れた。出産までは仕事を休むとして、その後いつから復帰するか決めるためである。
しかし、鈴子は仕事の話よりも先に、山下に愛助の様子を尋ねた。鈴子は違和感を抱いていると言う。というのも、愛助からは便箋にしたためた手紙が届くのが常なのに、急にハガキ1枚だけが届いたのだ。長い手紙を書けないほど病状が悪化しているのではないかと心配で不安だと話した。
山下は大阪に聞いてみると答えた。

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昨日の放送で、鈴子(趣里)の妊婦姿をゴシップ紙にすっぱ抜いた雑誌記者・鮫島(みのすけ)ですが、足繁く『ジャズカルメン』の公演に通っていたようです。昨日放送の初日にも、今日放送の千秋楽にも客席にいて、満足げな表情を浮かべていました。
鈴子のことを仕事のタネとしか思っていなかったけれど、大ファンになってしまったってことか?
とはいえ、特にセリフもなかったし、客席に座っているので写りも暗かったし、テロップ三番手にしては地味でしたなぁ。
もしかして今後、鈴子を応援する記事をたくさん書くとかするのかな。もっと先には、鈴子の伝記を書くとか。

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