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NHK『ブギウギ』第87回

昨夜は鳥水炊き鍋を食べた当方が、NHK朝の連続テレビ小説『ブギウギ』の第87回めの放送を見ましたよ。

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第19週『東京ブギウギ』

愛助(水上恒司)がこの世を去り、愛子が生まれてから3ヶ月が経った。
鈴子(趣里)は一人で子育てに奮闘していた。愛子はきっかり3時間ごとに泣き出し、鈴子はすっかり疲弊してしまっていた。時にはひとりで涙を流すこともあった。それでも、前向きに元気に母子で生きると愛助に誓ったことを事あるたびに思い出し、自分を奮い立たせた。

ただし、仕事はまったくできる状態ではなかった。
マネージャー・山下(近藤芳正)も鈴子の収入が心配になったが、鈴子の様子を目の当たりにすると無理に仕事をさせる気にもなれなかった。鈴子自身も今は仕事ができる状態ではないと断り続けていた。

そんなある日、村山興業の坂口(黒田有)から会社に出向いてほしいと頼まれた。トミ(小雪)が大阪からやって来て、鈴子に話があるのだと言う。
鈴子はそれに応じることにしたが、出がけに愛子が泣き出してしまい、なかなか家を出ることができなかった。

すると、逆にトミが鈴子の家にやってきた。トミは、同行している坂口を叱った。母親とはとかく忙しいものであり、鈴子を会社に呼びつけるなんてあってはならないことだと言うのだ。この日のトミは、会社の部下に向かってはいつも通り厳しい態度だったが、鈴子と愛子には優しい表情を向けた。こうして鈴子はトミと二人きりで話をすることになった。

トミはしばし愛助の思い出を語った。愛助は最期まで鈴子との結婚を望んでいた。しかし、愛助と鈴子の結婚はトミの考える夫婦観や家族観とは異なっている。だから許さなかった。それは間違いだったかもしれないと話した。
鈴子は、トミを否定しなかった。愛助も間違ってはいなかったと答えた。家族や夫婦の在り方はそれぞれで、正解も不正解もないというのが鈴子の意見だと話した。

トミは居住まいを正すと、愛子を引き取りたいと申し出た。愛助の子だから手元に置いておきたいと言うのだ。
鈴子は即座にきっぱりと断った。

トミには鈴子が断ることは初めからわかっていた。鈴子に拒絶されても顔色を変えなかった。むしろ、鈴子自身のことを心配した。
トミは、鈴子と同じく、夫を早くに亡くし女手一つで愛助を育てたのだ。しかも、村山興業の社長として働きながらである。父のいない親子に対して世間がどんなに冷たいのか身に染みているという。だから鈴子のことが心配だと言うのだ。

そこまで言って、トミは笑い出した。鈴子はトミに匹敵するほどの負けず嫌いだから、そもそも心配する必要はなかったと冗談を言った。もし鈴子に困ったことがあればいつでも助けると約束した。自分と鈴子は、愛助という同じ男を愛した仲だから助けは惜しまないと言うのだ。
そして最後に、鈴子にまた歌ってほしいと願った。今まで黙っていたが、自分も福来スズ子の歌のファンなのだと言う。ただし、あくまで歌のファンであって、鈴子本人に対してはそれほどでもないなどと再び冗談を言った。
こうして、トミは機嫌良く帰っていった。

鈴子は、そろそろ仕事を再開して歌わなければならないと思った。それが愛助の願いでもあるからだ。

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トミ(小雪)がツンデレキャラにされてしまいました。でもそれがいい。よかった。

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