あんどーなつ

2008年7月7日(月) 20時より、TBS系列で貫地谷しほり主演のドラマ『あんどーなつ』が放映開始される。

貫地谷しほりといえば、ご存知『ちりとてちん』(NHK; Vap)の主演で、僕のハートをがっちりキャッチ。
しかし、深夜ドラマ『キミ犯人じゃないよね?』(テレビ朝日)は1回見ただけで、つまらなくて断念。

そんな貫地谷しほり主演のドラマがまた始まるとのことで、ソワソワと楽しみにしている僕がいる。
今回の『あんどーなつ』の主人公、安藤奈津は福井出身(ん?ちりとて・・・)。
日本の伝統を伝える和菓子職人の弟子となり修行を開始する(ん?ちりとて・・・)。
新たな生活を始める浅草で下町の人情に触れ(ん?ちりとて・・・)、彼女は大きく成長していく(ん?ちりとて・・・)。

う~む。おもっくそ、どっかのドラマ(ちりとて・・・)と符丁するドラマだなぁ。
ちょっと不安になる。もう『ちりとてちん』はDVDボックスも全て買っちゃったし、二番煎じだったら見る価値ないなぁ。

しかし、月曜の20時といえば、かの『水戸黄門』枠ではないか。
TBSとしても、年配ファンをつなぎとめておくために、ハンパな番組は持ってくることはないだろう。
和の風味の人情話っつーのは、もろ水戸黄門路線だし、TBSならソツなくまとめてくれるかもしれないという期待もある。

ウダウダ考えても仕方ないので、とりあえず原作を買って予習してみることにした。
結論から言うと、これの話、良いわ。ボロボロ泣きながら読んだ。


「あんどーなつ」7巻セット

ためしに1巻だけ買ってみて、気に入ってから全部買えばいいものの、豪気にオトナ買い。現在7巻まで出ているが、継続中らしい。

まだ1巻だけしか読んでないが、この時点で「いいマンガだ」と胸を張って言える。
まだ開始当初なので、鼻につくほどの説明調のセリフが多かったり、細かいギャグがすべり気味だったりする点が目立つ。あと、妙に話もできすぎている(”通りすがりのあの人が、実は昔から・・・” みたいのがちょっとねぇ)。

しかし、それを補って余りある人情話に泣ける。
主人公の勤める店の和菓子が大好きな客が入れ替わり立ち代りやってくるのが、どいつもこいつもそこの和菓子に自分の人生を重ねてる。
あからさまなお涙頂戴話だと言えばその通りなのだが、素直に作者の術中にはまるのも悪くないだろう。

なんで素直に術中にはまれるかというと、きっと主人公の安藤奈津が、性根のきれいな、僕たち(もしくは男性のみ)の理想とする大和撫子からだろう。
人に請われて浅草散策をするときはマナーとして携帯電話のスイッチを切るとか、師匠たちが遠慮して怒鳴ったり叱ったりしないことを不満に思って、「自分は真剣に職人になりたいのだから他人行儀はやめてくれ」と訴えてみたり。
可愛がりたい、いい女の子じゃないか。

そんなわけで、残り6巻をしみじみと読むつもりなり。
そして、明日から放映開始のドラマもしっかり見るつもりなり。

主人公を演じる貫地谷しほりにもしっかりと萌えていくつもりなり。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です