@kaihiraishi さんより、読書感想文大会への投稿がありました。
【自由図書部門】へのエントリーとして受け付けます。
投稿規定を満たしていない(僕が提示した課題図書ではないし、既に僕が読んでいる本なので対象外)のですが、本書に対して何か言いたい人がいるだろうと思って、敢えて掲載させていただきます。
この漫画は、僕が某氏に「木公くん、必読だよ」と言われて読んだものです。僕が読んだのは、昨年のお盆休み時期です。ちょうど1年前でしょうか。
つまらない漫画だとは思わなかったのですが、一生心に残る漫画かと問われれば疑問が残る作品であったというのが正直なところです。80年代(?)にリアルタイムに読んでいたら、僕もいろいろと影響されただろうと想像しますが、2000年代に読むと色々と古くささを感じざるを得ませんでした。
それでも、主人公リンクスのカッコよさには憧れるものがあります。当方のヒーローTop100の中盤以上には余裕でランクインです。
そして、残念ながら、この作品に描かれている「男の友情」がピンと来なかったという@kaihiraishiの意見には同意せざる終えません。
そんなわけで、某氏の擁護コメントを待つところ。;-p
ところで、”BANANA FISH”なんかもお読みですね。僕はあの手のboys love本というか、少女が夢見る「男の友情」には、どうもピンと来なくて、最後まで読んでみたものの、イマイチ残念な後味でした。男の友情ならねー。やっぱりシャアとガルマのようなハードなものでなきゃ。
あと凄く気になったのが、詳細は忘れたけど、清朝の末裔と名乗る登場人物の姓
が、どう考えても漢民族の姓だったこと。たしか「李」とかじゃなかったかな。唐王朝じゃん、それって!と受験世界史を追えてほやほや(読んだのは古本屋でバイトしていた大学生時代)の僕は思ったのでした。でもひょっとしたら、清朝でも漢民族の姓を使っていたかもしれない。だから確かなことは言えないです。
某氏とは誰だろう…と記憶の糸を辿ったら、自分でしたか。
https://alm-ore.com/blog/archives/2009/02/_-.html
必読というのも、80年代の雰囲気を知るための歴史的価値のある書物という意味なので、概ね同じ感想だと思います。
「男の友情…そんなのあったっけ?」と思ったけど、言われてみればありましたね。
あの本は、成田美名子のサイファやアレクサンドライトと同じで、山奥に住む田舎の中高生たちに、「この山を超えた遠い向こうにはこんな世界があるんだ」という夢を見せてくれたんですよね。少数サンブルに基づく推測ですが、今、海外に出て暮らしている30〜40代の女性には、かつてのLalaの読者が多いんじゃないかと思ってます。
その上の世代だと青池保子のファン。
なるほど、まだ見ぬ世界(都会?)への憧れですか。
僕にとっての『お洒落小僧は花マルッ』(安積棍子)みたいなもんだと思っておこう。
#そんなに真剣に好きだったわけではないけれど、とりあえず思い出したから挙げておく。
『Banana fish』読書感想文 by myuuko
@myuuko さんより、読書感想文大会への投稿がありました。 【自由図書部門】へのエントリー、『Banana fish』(吉田秋生)の読書感想文です…