NHK『ゲゲゲの女房』第109回

 ズバリ二日酔いな当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第109回めの放送を見ましたよ。

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「鬼太郎ブームがはじまった」

 昭和42年初夏。
 自動車を購入したのにあわせて、布美枝(松下奈緒)は自動車学校に通い始めた。

 ある日の午後、倉田(窪田正孝)は郵便局に行きたがっていた。コツコツと書きためた自作漫画を、雑誌の新人コンクールに投稿しようとしているのだ。しかも、締切りは今日の消印までであった。しかし、締切り直前の忙しい時であり、自分の都合で抜け出すことは許される状況ではなかった。

 倉田の窮地に気づいたいずみ(朝倉えりか)が代わりに原稿を出しに行き、無事に締切りに間に合わせることができた。心の底から感謝した倉田は、何かお礼をしたいと申し出た。いずみは、「お金では買えないけれど素敵なもの」が欲しいといたずらっぽく言って、倉田を悩ませるのだった。

 その後しばらくして、『少年ランド』の豊川(眞島秀和)と北村(加治将樹)が来た。人気漫画のイメージソングを作り、レコードを発売する計画を進めているという。漫画原作者が作詞をするという企画趣旨なので、茂(向井理)には『墓場鬼太郎』の詞を作って欲しいという。作詞は苦手なので困りつつも、茂は引き受けてしまった。茂は仕事がなくて苦労した時代があったので、仕事があるだけありがたいと思い全て引き受けてしまうのだ。

 部下の北村は仕事場を離れ、村井家の居間にいた。彼はいずみに惚れているのだ。同様にいずみのことが好きな菅井(柄本佑)は北村の動きを察知して、追い払いに来た。
 いずみはふたりの感情に気づいていない様子だったので、布美枝がそのことを教え、少々釘を刺す。茂の仕事関係の人々なので、恋愛感情がもつれて支障が出ては困るというのだ。ふたりのことを特になんとも思っていないいずみは、心配いらないと笑い飛ばしてしまった。布美枝は、彼女の軽薄な態度に胸騒ぎがするのであった。

 菅井は倉田を喫茶店に呼び出して、いずみに好意を寄せていることを告白した。ライバルの北村に比べると見劣りする自分をどうすればいいかと相談するのだった。自分には学もないし、金もない。仕事も半人前なので北村にはかなわないし、良家の娘であるいずみにも不釣合であることを思いつめているのだった。
 倉田は菅井に腹を立てる。男たるもの仕事で一本立ちをし、その後に女性に求愛すべきだと考えているのだ。しかし、菅井に向けたその言葉は、同時に倉田自身の胸にも突き刺さった。倉田は急に席を立つと、新たな自作漫画を描くために帰っていってしまった。

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 今週は、サブタイトルによれば鬼太郎ウィークですが、いずみを巡る恋愛問題が実質上の主題になるようですね。
 たくさんの人物が絡んでくるので、簡単に人物相関図を描いておきます(ただし、やっつけ)。

いずみを巡る人物相関図

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