先日の『仕事始め 3days』という記事の続編です。本記事中では登場人物の説明等は割愛しますので、まずはそちらの記事をご一読の上、状況を把握してから以下をお読みください。
新しい職場に赴任して1週間なのに、社内報にコラムを寄稿するよう依頼されました。雰囲気的に断ってもよさそうな感じだったのだけれど、せっかく白羽の矢を立ててくださったのだからと安請け合いしました。
基本的にどんな内容でもいいのだけれど、「感動」というテーマに沿っていればいいとのことでした。
ちょうど本ブログに書いた『仕事始め 3days』があったので、これをちょっと手直しして出すことにしました。本ブログは査読付きジャーナルでもないし、二重投稿にはならんでしょ。
ただし、社内報として正視に耐えられる文章にすることにしました。さすがに、A子ちゃんの外見について「マスクの上に見える目がかわいいの。見るからにミドル20代でかわいいの。」なんて書いたものを載せるのはヤバいじゃん?転勤1週間で幹部に呼ばれて、良くて口頭注意、悪くしたら懲戒処分とか絶対にイヤじゃん。
あ、ちなみに先週は体調不良でずっとマスクをしていたA子ちゃんでしたが、今日からはマスク無しでした。初めて口元を見て、八重歯こそなかったものの、鋭く尖った犬歯がいかにも僕好みでした、うん。
文章を書き始める前に、A子ちゃんに軽く相談した。
俺「コラムを頼まれたんだけれど、先週のA子ちゃんたちとの関西弁のやり取りを書いていい?しかも実名で書こうかと思うんだけれど」
A子「いいですよ。その代わり、私のことは『とてもかわいいA子』って書いてくださいっ!」
おいおい、マジかよ。お前は俺の心が読めるのかよ。本人がそう言うなら、その通り書こうじゃないの。
そんなわけで、先日の記事を改変して原稿を作り始めた。
ちょっと文学の香りを漂わせようと思って、石川啄木の短歌「ふるさとの訛なつかし 停車場の人ごみの中に そを聴きにゆく」を引用して文章を書き上げました。京都から横浜に来たのに関西弁を耳にして懐かしくなった、という内容です。与えられたテーマ「感動」からもハズれないし。
文章の中では、A子ちゃんに言及するたびに「かわいい(と書けと本人に命じられた)A子」と書きました。もちろんB子ちゃんもかわいいので、本人から言われたわけではないけれど「同じようにかわいいB子」と表記しました。
一通り書き終えて、本当に発表してよいかどうかA子ちゃんとB子ちゃんに回覧してチェックしてもらいました。
ファイルを送るやいなや、A子ちゃんとB子ちゃんがクスクス笑ってくれています。ふたりとも、コロコロ笑う声がかわいいんだ、これまた。
で、ふたりとも異口同音に「おもろいから、このまま出してOKです!」と承諾してくださいました。
その勢いのまま、社内報の担当者に提出したところ、3分で返事が来て条件付き採択となりました。
採択条件は「文字ばかりだから、写真を増やすこと」でした。担当者からは、A子とB子と一緒に撮った僕の写真を掲載することを提案されました。
それをA子ちゃん&B子ちゃんに伝えたところ、二つ返事で写真撮影に応じてくれました。ただし、B子ちゃんが「せっかく撮るならかわいい姿で写りたい。今夜パックするので明日撮りましょう」と言うので、そういう段取りになりました。
もちろんだとも。気合入ってかわいくなったA子ちゃん&B子ちゃんと同じ写真に収まることができるなんて、俺も願ったり叶ったりだよ。さすがに、その本音は言わなかったけれど。
なお、A子ちゃんからは「とてもおもしろい文章書きますね。もしかして noteやってたりします?文章売ってそう」って聞かれました。このコ、本当に鋭いな。
ただ、僕は否定したけど。本ブログは20年以上やってるけど、noteには一文字も書いたことないからね。本ブログの存在も言えないと思って黙ってました。
そんなわけで、引き続き楽しくやってます。
明日は関西のわかりやすいアイコンとして、これ着て撮影に臨みます。
訳あって買った pic.twitter.com/IUbJlDn3ys
— 木公 (@almore) January 14, 2025