300 [スリーハンドレッド]

スリーハンドレッド映画「300」を見てきた。

当方の好みに合う、お気に入りの映画だった。
しかし、万民ウケはしないだろうと思った。
#自分の好みと、他人の好みが必ずしも一致しないことは思春期のころから如実に理解している当方。だって、山瀬まみに対する愛情が他人の共感を得ることは少ないから。

ギリシアに侵攻してきたペルシアの大軍を、たった300人のスパルタの精鋭兵たちが迎え撃つという内容。
2時間の尺のうち、戦場80%、政治的暗躍10%、エロいシーン2%、その他3%という感じだろうか。
このことをまとめると
「画面から漂う、大量の血生臭ささと、ほのかなイカ臭さ」
というところだろうか。


予告を見たときから気になっていたのは、戦闘シーンの撮り方。
ビキニパンツ姿の筋肉隆々な男たちが、槍と盾を構えて、静かに進軍し、かと思うと激しく槍を振るう様は、普段女の子の半裸(もしくは全裸)にしか興味のない当方であっても、その肉体美にちょっとうっとりとしてしまう。

そして、身にまとった赤いマントがひらひらと翻る映像には、陶酔感すら覚える。
スローモーションを多用した映像は、真紅の薔薇が無常にも散っていくような物悲しさもある。

でもね、血飛沫がバシュバシュ飛ぶわ、刎ねられた首がバレーボールのように宙を舞うわ、累々と積み上げられた死体の山がグロテスクだわで、ちょっと具合の悪いときに見てしまったら吐き気を催す可能性があるので、要注意。

スリーハンドレッドそれから、きれいなおねーさんが、前後不覚になって半裸になって踊るシーンが見れるので、大きいお友達(♂)にはちょっと美味しいかも。
神殿の預言者という役どころなのだが、薄絹をまとい、胸をあらわに踊るシーンは幻想的で美しい。
あんなきれいなおねぇさんに、あんなにエロチックに踊られたら、神の言葉だと信じてしまうような、しまわないような。

その他、スパルタ王と王妃の野性的なセックスシーンとか、ペルシアの後宮の性的退廃性や、議会工作のために体を売る王妃と議員の暴力的な情事とか。
まぁなんつーか、ヨダレは出てしまうところなんだが、女の子とデート(デート?デートなのか!?)で見るには、ちょっとつらいね。

そんなわけで、激しく暴力的な映画でカタルシスを得たい方にはお勧め。
しかし、ご家族や女の子とのお出かけには向かない映画だと思われます。

ちなみに当方は、某知人(♂)と出かけたので、そういう心配はありませんでした。

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