『バーバーハーバーNG』小池田マヤ

NGは No Good ではなく、”Next Generation” の NG。

そもそも『バーバーハーバー』とは、大阪府吹田市の理髪店主と東京でOLをやっている女性との遠距離恋愛を題材にしたラブ・コメディ。
関西に引っ越してきた当初、当方は関西弁や関西文化のイロハをこのマンガで学んだ。

オリジナル・ストーリーは単行本7巻で、主人公の男女が結婚したところで終了。
本書 “NG” は、彼らの子どもの世代を中心に据えた物語になってる。

作者の小池田マヤは、4コマストーリー漫画の名手。
紙面は必ず4コマに分かれているのだが、4コマで区切れるわけではなく、リズミカルかつスムーズに話が流れていくので人気高し。
『すぎなレボリューション』とか『聖★高校生』とかが代表作だろうか。
彼女の作品は、たいていエロいけど。

そんなエロ・ラインナップの中にあって、『バーバーハーバー』シリーズだけは、エロさ控え目(ていうか、ほとんどない)で、小さなお子さんでも安心して読めます。
でも、小さなお子さんには難しいネタが多いけど。


ただ、”NG” は個人的にちょっとハズれ。
基本的に1話読みきりなのは旧作からの伝統だけれど、読みきりの中に主人公の男女が少しずつ心を通わせていく様子が描かれていた。
読みきりで気軽な一方で、ふたりの恋の行方が気になって続きが気になって仕方がない。それが魅力だった。

しかし、”NG” ではどこを見ても「ほのぼの家族」一辺倒で、これといった事件もなくて、盛り上がりに欠けるんだなぁ。

ただし、”ホクロン”こと大黒秀一と”永遠の美少女”高橋朋子の掛け合いは、旧作そのままで大好き。
ていうか、ホクロンの下の名前がシャアの声優の池田秀一と同じだとは今日の今日まで知らなかった。
#けど、読みは “いけだしゅういち” と “おおぐろひでかず” だけどね。

そのうえ、ホクロンの「ア・バオア・クー」ジャケットとか、大きいお友達をクスリと笑わせるツボがしっかり押さえられてる。
思わず、「やるな、小池田マヤ」とシャアになったつもりでつぶやいてしまう次第である。

バーバーハーバーNG
#作品のサイトから失敬した

初心者は、旧作から読まないときつい漫画。
それでも、万博記念公園のコラム・漫画もついてるので、太陽の塔とか好きな人は、軽く楽しめるかも。

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