『バーバーハーバーNG』小池田マヤ

NGは No Good ではなく、”Next Generation” の NG。

そもそも『バーバーハーバー』とは、大阪府吹田市の理髪店主と東京でOLをやっている女性との遠距離恋愛を題材にしたラブ・コメディ。
関西に引っ越してきた当初、当方は関西弁や関西文化のイロハをこのマンガで学んだ。

オリジナル・ストーリーは単行本7巻で、主人公の男女が結婚したところで終了。
本書 “NG” は、彼らの子どもの世代を中心に据えた物語になってる。

作者の小池田マヤは、4コマストーリー漫画の名手。
紙面は必ず4コマに分かれているのだが、4コマで区切れるわけではなく、リズミカルかつスムーズに話が流れていくので人気高し。
『すぎなレボリューション』とか『聖★高校生』とかが代表作だろうか。
彼女の作品は、たいていエロいけど。

そんなエロ・ラインナップの中にあって、『バーバーハーバー』シリーズだけは、エロさ控え目(ていうか、ほとんどない)で、小さなお子さんでも安心して読めます。
でも、小さなお子さんには難しいネタが多いけど。

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キジ撃ち基礎講座

当方の学歴は「文学部卒」ということになってはいるが、実はあんまり言葉を知らない。
日常生活において、文学部卒という当方の肩書きを目当てに、難しい言葉の意味を尋ねられることがあるが、けんもほろろに答えられない。

今、「けんもほろろ」と書いたが、言葉の雰囲気を知ってはいたが、正確な意味は知らなかったので辞書で調べたくらいだ。

「けんもほろろ」
人の頼みなどを冷たくはねつけて、受け入れようとする態度を全然見せない様子。
Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997

先の文脈で使って、本当に正しいのかどうか、実はあんまり自信が無い。

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