3日間楽しんだ『ホルモー六景』もこの話でラスト。
ありふれたプラトニック・ラブものだけれど、ちょっぴり心温まった僕がいる。
「妙に琵琶湖にこだわるなぁ、何の伏線だ?」
と、イヤでも深読みできるしつこさだったんだけれど、いい意味で期待が裏切られた。
そこに琵琶湖を持ってきますか?と。
おもろい。
だけど、だけど・・・
ガジェットや時代背景、登場人物の性別は違うけど。
#ていうか、それらも一緒だったら剽窃だよなぁ。
そんなわけで、個人的に目新しさがあまり感じられなかった。
「800年のメッセージ」(テレビ電話が出てくる源平です)を知らない人は、純粋に楽しめると思うケド。
あえて比較すれば、岡崎二郎版よりも万城目学版の方がお気軽なハッピーエンド。
岡崎版の方が、余韻のある幕引き。
どっちが好みかは、読者の好みによるでしょうね。