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『スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ』(三池崇史監督作品)

最強にクールで、最高にカッコよくて、最狂にバカだった。

すげぇよ、大興奮しながら見てしまった。

大きく評価が分かれる作品だと思うが、僕は大好き。先日なくなったポール・ニューマン主演の『明日に向かって撃て』に並んだね、僕の中で。

スキヤキ・ウェスタン ジャンゴ: オフィシャルサイト


物語の舞台は、根畑 (Nevada) という寒村。この村には埋蔵金が隠されているという伝説がある。2つのギャング団が村で略奪をしながら、その財宝をめぐって抗争を繰り広げている。そこへ流れ者(伊藤英明)がやって来る。どちらかの派閥に用心棒として雇われるはずだったのだが、いつしか村を救う立場になり、ギャング団との間に三つ巴の戦いを繰り広げる。

映画のタイトルに「スキヤキ・ウェスタン」と付けられている。普通は「マカロニ・ウェスタン」といって、西部劇の意味だ。本作では “スキヤキ” と銘打たれ、そのココロは「和風西部劇」である。まず、映画の舞台は西部劇に出てくるような地方の小さな村で、街並みもカウボーイが出てきそうな感じ。登場人物もテンガロンハットにジーンズという出で立ちで、腰に拳銃を挿している。

しかし、細かいところを見ると、和風になっていて、完全に和洋折衷。
村の入り口が鳥居になっていたり、家の中に和箪笥があったり、背中に弁天の刺青の入った人がいたり。ギャング団の名前も、平清盛(佐藤浩市)率いる平家と、源義経(伊勢谷友介)率いる源氏だし。平氏は赤で統一されていて、みんなスカジャンを着ててカッコいい。対する源氏はクールな白で、義経の日本刀を振るう様が美しかった。

ギャグはベタなんだけれど、元々大味な映画なので全然苦にならなかった。
特にタランティーノが最高。スキヤキが食べたくなる。

なお、セリフは全編英語。僕は日本語吹き替えで見ちゃいました。

あと、桃井かおりが・・・。桃井かおりが・・・!
桃井かおりに抱かれてもいい!

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