俺の良心が判断に迷っている

鳥インフルエンザを報道関係者が取材過程でばらまいた疑い? (やじうまWatch)

「移動規制が行われる前に既に報道関係者が初発農場を訪れており、周辺の養鶏農家へも立ち入っていたことも確認されており、これらの人や車両が農場周辺へウイルスを運んだ可能性も否定できない」とある。とりあえず自衛のためには、報道関係者を街で見かけても、近寄らない方がいいかもしれない。

報道関係者が媒介となって、ウィルスが拡散した疑いがあったそうだ(鳥インフルのときで、2004年の話)。
その可能性を受けて同記事は「今後、報道関係者に近寄らない方がいいかも」と結んでいる。

これって、筆者のジョークなんだよね?
どう考えたって、そんじょそこらの報道関係者が今日、通常の人に比べてたくさんのウィルスを媒介しているとは思えないから(だって、ほとんどの報道関係者はウィルスの発生源に近寄らないんだもん。首相を取り巻いてマイク向けてる人とかさ)。

でも、筆者は真面目にそう思ってるのかもしれない。
また、あの文章を読んだ人が真面目に受け取って「うゎ。報道関係者エンガチョ」なんて誤った判断をして、不合理な職業蔑視とかに繋がったらどうすんだろ(世の中の人は、そこまでバカじゃないのかもしれないけれど)。

報道関係者に対する不当な差別発言だと思うので、インプレスに抗議をした方がいいのかなぁなんて思ったり、思わなかったり。つーか、別に僕が不当に扱われているわけじゃないから、わざわざ行動を起こす必要もないと思うんだけれど。しかし一方で、義憤にも駆られてしまうわけで。

よし、抗議のメールを書こう!と思ったんだけれど、僕以外の全員は、あれをちゃんとジョークだと認識していて、僕だけがKY(空気読めない)なのかもしれないし。
非常に、俺が判断に迷っている。

ところで、インプレスもネット界隈では「報道関係者」とみなしてもいいような位置づけにあると思うんだけれど、筆者自身は同記事を本気に受け取った人から街で避けられたらどう思うんだろう・・・とちょっと考えてみたり。

考えながら、あくまでジョークとして、同記事に似た文章をいろいろと考えてみたり。

去年採用した女子社員は、入社8か月でいきなり妊娠して会社を辞めた。残った社員は人手不足で大変な目にあった。とりあえず、自衛のためには、女子が就職活動をしてきても、採用しない方がいいかもしれない。

20世紀の歴史を振り返れば、日本人をたくさん殺したのはアメリカ軍兵士だ。とりあえず、自衛のためには、街でアメリカ軍兵士を見かけても、近寄らない方がいいかもしれない。

日本で最初に見つかった新型インフルエンザの患者は高校生だった。とりあえず、自衛のためには、高校生を街で見かけても 、近寄らない方がいいかもしれない。

・・・バカな文章をつらつらと書き連ねていたら多少は落ち着くかと思ったら、むしろ(自分の書いた文章に対して)ムカついてきちゃった。逆効果。ぎゃふん。

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