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NHK『ゲゲゲの女房』第81回

 女の子から「木公さんが好き♪」と言われ、年初に受け取った年賀状を含めると、今年に入って告白されたのは2回目であり、有頂天になっている当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第81回めの放送を見ましたよ。

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「旅立ちの青い空」

 ゼタ創刊を知って、浦木(杉浦太陽)がやって来た。広告仲介の儲け口があるのに、どうして自分に黙っていたのか、と。しかし茂(向井理)は、美人秘書(桜田聖子)が浦木以上のやり手であると言って、冷たくあしらうのだった。

 他にも浦木はいくつかの噂を持ってきた。はるこ(南明奈)が焦り始めていることと、貸本屋の夫・政志(光石研)を喫茶店で見かけたという話である。政志は、連れの男と電気工事の会社を始めるなどと話していたという。それを聞いた布美枝(松下奈緒)は、いよいよ貸本屋を閉めて、商売替えするのではないかと心配になった。

 東京で暮らし始めた時から、布美枝はこみち書房には何度も助けられた。そのため、個人として何か恩返しをしたいと思うし、みんなの集会場とも言える同店を存続させたいとも思う。そこで、商売繁盛のためのアイディアを持って、こみち書房を訪れた。
 もうすぐ行われる東京オリンピックにあやかって、子供たちに紙で作ったメダルをプレゼントするというキャンペーンである。借りた数に応じて、金・銀・銅のメダルが貰えるのだ。そのアイディアには美智子(松坂慶子)らも乗り気になった。

 その時、地主(九十九一)が地代を2倍にしたいと言いに来た。物価上や固定資産税の上昇で仕方のないことだと言われ、美智子も受け入れざるを得なかった。いよいよ貸本屋の経営が難しくなった。
 電気工事店に商売替えするつもりだという噂が真実味を増し、布美枝はうっかりと口に出して聞いてしまった。しかしそれは誤解だという。戦争のせいで無気力になってしまっているが、政志は元々腕のいい電気工であった。千葉の会社で働かないかと誘いを受けているだけだという。

 美智子は店を閉めるつもりはない。経営が苦しくても、貸本代金の値上げもしない。布美枝の作ってくれたメダルで起死回生するのだと、明るく言うのだった。
 その試みは大成功だった。本を借りに来る子供たちが一挙に増えて、昔のように店が賑わった。子供たちに釣られて、大人の客も戻り始めた。

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 貸本屋が盛り上がると、反貸本の市民団体がやって来て騒ぎ立てるんだろうなぁ、圧力が強くなっていよいよ存続の危機に立たされるんだろうなぁ・・・と思うと、商売繁盛を素直に喜べない僕がいます。

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