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NHK『ゲゲゲの女房』第105回

 NHKの連続ミニドラマ『僕がセレブと結婚した方法』で、ゲゲゲのアシスタント・倉田を演じている窪田正孝が漫画家役をやっているのを目にしてぶっ飛んだ当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第105回めの放送を見ましたよ。

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「悪魔くん復活」

 秋から『悪魔くん』のTVドラマが放送されることになった。新連載1回目の原稿のできが良かったので、豊川(眞島秀和)と船山(風間トオル)がすぐに売り込みに行ったのだ。他の番組の企画が没になって代案を探していたという幸運もあり、トントン拍子に話がまとまったのだ。

 ちょうど、雑誌「ゼタ」の原稿を取りに嵐星社の加納(桜田聖子)もやって来た。「エロイムエッサイム」という印象的なフレーズを全面に押し出して流行らせることが肝心であると、鋭い提案を行う。主題歌にそれを取り入れることが決まり、茂(向井理)が作詞することに決まった。

 いずみ(朝倉えりか)は、男たちと肩を並べて働く加納の才色兼備ぶりに憧れを抱く。1年の約束で手伝いに来ているのだが、ずっと東京で暮らしたいという思いを強くした。
 ところが加納は、自分の境遇への不満が高まっていた。テレビ番組に合わせて「ゼタ」でも水木しげる特集を組み、一気に売上を伸ばそうと提案した。しかし、深沢(村上弘明)は最近の茂の忙しさを考えれば、これ以上仕事を頼むわけにはいかないと却下する。雑誌の方向性に関しても、商業主義とは一線を画し、自由奔放な作品を扱う誌面にしたいと考えているのだ。大きな仕事を手掛けたいと思っている加納は、完全にやる気を失ってしまった。

 布美枝(松下奈緒)は、町の知り合いにテレビ番組のことを報告した。あっという間に町中に噂が広がった。そこで初めて知った浦木(杉浦太陽)は、茂の漫画が世間ウケするとは信じられないと言いつつも、上り調子に便乗して一儲けしようと企むのであった。

 昭和41年10月6日(木)、ついに『悪魔くん』の放送日となった。
 夜7時からの30分の番組をじっくりと見るために、水木プロダクションでは大急ぎで仕事を仕上げようとしていた。

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 相変わらず、布美枝と茂は順調なので、ストーリーとしては彼らに着目すべき点はあまりありません。幸せそうにしているので、朝に見る番組として雰囲気はいいのですが。

 一方、周囲の人々に事件の種がまかれています。今日は、「ゼタ」の出版社における加納の不満が蓄積。最初の頃は、公私共に息の合っていたふたりなのですが、今はボロボロになっています。ていうか、加納が一方的に不満を抱えていて、深沢はそれに気づいていないかのような描かれ方ですが。
 こっちの火種がどのように解決されるか、しばらく注目です。

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