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NHK『ゲゲゲの女房』第115回

 町の野良猫大将と会話ができるようになり(僕が猫語を理解するようになったのか、猫が人語を話すようになったのかはわからない)、猫は他個体の陰口や愚痴を一切言わないので感心して見習おうと思ったり、市販のキャットフードの不味さと猫が本当に食べたい餌のレシピを教えてもらったり、町の嫌われ者の宅配ドライバーをふたりでギャフンと言わせる計画を練るなどといった、とてもメルヘンな夢を見た当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第115回めの放送を見ましたよ。

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「妖怪いそがし」

 昭和47年4月。両親との同居や、アシスタントの増員に合わせて野放図に家の改築を行ったので、さながら迷路のような家になった。娘の藍子(菊池和澄)は小学4年生、喜子(松本春姫)は幼稚園の年長組になった。

 茂(向井理)の人気は相変わらずで、次から次への仕事が舞い込む。アシスタント就任2年目の相沢(中林大樹)がプロダクションの中心でみんなから頼られている。一番の古株の菅井(柄本佑)はそれが面白くない。先輩風を吹かせようとするが、結局失敗してしまうのは相変わらずだ。
 休む間もなく働く茂を心配して、母(竹下景子)は毎日鰻を買ってくる。ただし、全て布美枝(松下奈緒)に請求が回ってくるので、少なからず家計を圧迫している。しかし、義母に遠慮のある布美枝は言い出すことができない。

 来る仕事を基本的に断らない茂はてんてこ舞いだ。トイレに篭ってしばし休息していると、窓の外の猫(声・永井一郎)が話しかけてきて、のんびりできないのは「妖怪いそがし」に取り憑かれたからだと脅した。
 それでも、茂は仕事の手を休めない。食事中も新聞を広げて、ネタ探しに余念が無い。布美枝らが話しかけてものれんに腕押しだった。

 藍子は学校で困ったことになった。
 小さい頃に「ゲゲゲの娘」とからかわれたことがあったので、父のことは秘密にしていた。しかし、帰宅する藍子の後を付けた同級生が、水木しげるの正体は藍子の父親であると嗅ぎつけてしまった。噂が一気に広がり、藍子は困惑するのだった。

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 本連載記事のマクラは、いつもドラマの放送が始まる前に書くようにしている。だから、ドラマの内容とは無関係であり、ちょっとした日常雑感みたいなつもりで描いている。
 ただし、必ずしも書きっぱなしというわけではなく、記事後半の感想部(この文章があるパート)をマクラの内容に沿うように書いたりすることもある。そこはなんとなく、自分の腕の見せどころのような気がして、頑張ることがよくある。

 さて、今朝、僕は本当に猫と話をする夢を見た。放送を見る前にそのことをマクラに書いた。
 するとどうだろう。ドラマの中に猫が出てきて、茂と話をするではないか!思わずびっくりして、のけぞった。僕は猫と話をしてほのぼのするという夢だったが、茂は猫に現実を突きつけられて嫌な思いをするという違いがあったけれど。
 猫の声が永井一郎(ガンダムのナレーションや、波平の声などで超有名)であり、無駄に豪華なのもびっくりした。

 あと、学校の先生役が堀内敬子だったのもツボ。サラリーマンNEOでおなじみの女優さんですね。同シリーズの中で昔やっていた「厚姫」の厚かましくてウザい女の演技は最高でしたね。

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