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NHK『ゲゲゲの女房』第130回

 来週はテレビ視聴の難しいスケジュールと地域へツアーに出かける予定であり、NHKオンデマンドを利用しないと連載が難しいかもしれないなぁと思っている当方が、NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』の第130回めの放送を見ましたよ。

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「おかあちゃんの家出」

 3日間寝続けて、茂(向井理)はすっかり快復した。
 浦木(杉浦太陽)が見舞いに来た。しかも、茂を煩わせていた粗悪な鬼太郎グッズの製造業者と掛け合って、不誠実な商売をしないよう念書も取ってきたという。茂と布美枝(松下奈緒)は、珍しく殊勝な態度の浦木のことを一瞬見なおした。しかし、彼の本心は、競合相手を牽制して、自分が茂に取り行って儲けるという点にあった。茂らは呆れ返ってしまった。

 布美枝は、安来で教師をやっている長兄・哲也(大下源一郎)から電話で訃報が伝えられた。一番仲の良かった弟・貴司(星野源)が高波にのまれて水死したという。婿入り先のミシン販売にやっと余裕が出てきて、休日に釣りに出かけた時に事故にあったという。
 悲しみながらも、すぐに帰郷する準備を始める布美枝。茂は仕事の都合で行くことはできないが、布美枝には実家でゆっくりしてくるよう言ってやるのだった。

 同じく東京に住んでいる長姉・暁子(飯沼千恵子)と一緒に実家に着いた時、貴司の遺体は既に焼かれていた。事故後3日間経って発見されたため損傷が激しく、通夜を前に火葬することになったという。
 父・源兵衛(大杉漣)は誰よりも落胆しているように見えた。しかし、涙を見せることなく気丈に振舞っていた。その姿を見て、家族は誰も声を掛けることができないでいた。

 姉妹4人は、実家の1室に布団を並べて寝ることになった。長女・暁子と四女・いずみ(朝倉えりか)は年が離れすぎているせいで、一緒に寝るのは初めてだとはしゃぎ始める。父に反発して東京に出、茂のアシスタント・倉田(窪田正孝)との恋愛沙汰もあったいずみだが、見合いですぐに結婚を決めてしまい、今は子供もいる。彼女は倉田のその後の活躍もよく知っており、彼のことは良い思い出となっていた。

 はじめは楽しくやっていた姉妹であったが、話が死んだ貴司の思い出話に移るにつれて、しんみりとしてきた。特に布美枝は、年も近く、一緒に実家の酒屋を手伝っていた時期もあるのでその思いも強烈だった。

 夜中、布美枝はなかなか寝付けず、店に降りていった。
 そこには、父が紋付袴のまま、じっと座っていた。布美枝の姿を認めるやいなや、親より先に死ぬのは親不孝だと言って、堰を切ったように泣き出した。

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 鬼太郎グッズの粗悪品問題は、何日か前からチラチラと出てきていましたが、特に大きな波となることもなく、あっさり解決したっぽい。

 そんでもって、貴司の急逝。この話が、実話に基づくのかどうか僕は知らないが、あんまりだと思った。貴司はいいヤツだったのに。

 ていうか、今週のサブタイトルである「おかあちゃんの家出」にかんしては、特に波乱もなかったような。先週の予告映像では、家出という文字と共に姉妹が布団を並べている画(貴司死亡を伏せたまま)が流されていた。素直にそれを見れば、怒った布美枝が実家に帰ってしまったのかと思える映像。
 ところが、実際は貴司死去による帰郷。ちょっと煽り過ぎで不誠実な予告じゃねーかと、ちらと思う。

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