alm-ore 2010年度上半期「これを見ると別れた恋人に会いたくなっちゃうよね」部門、堂々の1位映画『好きだ、』。
出だしは退屈だった。照明の暗い映像で田舎(秋田県らしい)の土手が延々と映し出され、セリフも少ない。周囲のノイズ(人物の息遣いだとか、足音だとか)ばかりが強調された音響で、少々気が狂いそうになる。
ちょっと背伸びした中学校の優等生が、大人びた雰囲気を味わいたくて、盲目的に支持しちゃう映像っつーか、なんつーか。
当時の宮崎あおいは、掛け値なしにかわゆい。本当に仔犬のようだ。
しかし、そんな宮崎あおいが、セーラー服を着て「匂い嗅いでみる?」と男の子を挑発するのだ。その気になった少年に対して、態度を急変させ、「変態野郎!」と罵る。
どちらかというとM系の当方は、そのシーンに完全KOされてしまいましたよ。
なお、この映画評にかんしては、Kota’s Movie Reviewも合わせて読んで欲しい。
同記事を読んで、永作目当てで見始めた映画だったが、意外にも堪能してしまった。