昨年の7月、以下のような問いかけを発した。
以下の情報だけで、それがなんという漫画なのかわかる人はいるだろうか?
(1) 時代劇漫画(幕末物である可能性が高い)
(2) 作者は女性である
(3) 最近(少なくとも 2010年)、この作家初となる単行本が出た
(4) この作品は1巻で完結ではないらしい
(5) 講談社か集英社(もしくは小学館かも)あたりの大手からの出版らしい
その答えがわかった。
昨年の12月以来、半年ぶりの訪問であった。その間、僕は神奈川に転居したわけだが、そのことを伝えていなかった。店のスタッフさん達とは親しくさせてもらっていたので、黙ったままでいることが心に引っかかっていた。だから、今回のけいはんな出張のついでに顔を出しておこうと思ったのだ。
あと、5年以上に渡る僕の美容カルテが残っているので、特に詳しく希望を述べなくても、僕の期待通りに仕上げてくれるから重宝しているのだ。
さて、去年の7月。
堂本光一に似た男性美容師さんが、とあるお客さんのめでたい話を教えてくれた。あるお客さんが、長い下積みを経て、やっと漫画家として成功するチャンスを掴んだのだという。彼はとても嬉しそうにその話をしてくれた。
同じ店に通う者として、僕も嬉しくなった。すぐにその漫画家さんの作品を入手したいと思った。
しかし、彼はペンネームも作品名も教えてもらっていなかったのだ。だから、なんの手がかりもなかった。
それが、今日になってやっと、その美容師さんから情報を教えてもらった。
去年の断片的だった情報に対応付ければ、以下のようになる。
- (1) 時代劇漫画(幕末物である可能性が高い)
- → タイトル『梅鴬撩乱―長州幕末狂騒曲―』
- (2) 作者は女性である
- → 会田薫
- (3) 最近(少なくとも 2010年)、この作家初となる単行本が出た
- → 2009年に『螺旋の素描
』という作品がある
- (5) 講談社か集英社(もしくは小学館かも)あたりの大手からの出版らしい
- → 講談社
そんなわけで、1年に渡る謎がやっと解けました。
『梅鴬撩乱―長州幕末狂騒曲―』を楽しみにしつつ、先ほど『螺旋の素描』を購入いたしました。
alm-ore は会田薫さんを全力で応援する所存。