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渋谷で5時: 東海道五十三クリング(8)

いや、僕の場合は9時だったけど。

写真は、JR渋谷駅ハチ公口広場にある時計の前で。


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今朝、目が覚めたのは5時だった。

前日から、今日は自転車の遠乗りの練習に行くつもりだったけれど、昨夜の天気予報では朝のうちは雨だと言っていた。9時ころには雨があがるというので、8時くらいまで眠って、それから出かけようと思っていた。

しかし、5時ちょっと前に自然と目が覚めた。はやく自転車に乗りたくてうずうずしてきた。外を見ると雨はすでに上がっているようだった。
よし、と準備をして6時に家を出た。途中などかパラパラと雨にふられたけれど、びしょ濡れになるほどではなかった。

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今回の当方の東海道五十三クリングでは、1日に80kmずつ走行する予定だ(予定表は以前に公開した)。
しかし、完全インドア派、自転車歴2週間の当方が本当に80km/日も走行することができるのだろうか。ちょっと不安になった。僕と同じメーカーの自転車を持っている Myfuna 氏も「80kmも走ったら半死する」的なコメントを残しているし。

そんなわけで、腕試し、っつーか脚試しのために80kmランしてくることにしたのだ。

行き先の決定には少々考慮した。
まず、「スタート前に、自転車で東海道を走らない」という俺ルールを決めた。家からずっと南下していくと平塚なわけだが、そこはモロに東海道だ。家から東に走っていくと横浜だ。そのあたりも神奈川だの、保土ヶ谷だのでうっかりしていると東海道を踏んでしまう。
そんなわけで、南や東に練習にはいけない。

次の行き先候補地としては西なのだが、そっちは山だ、上り坂だ。行きたくない。
「『天下の険』である箱根を越えることを考えたら、高地トレーニングっつーか、坂道トレーニングしておいたほうがいいんじゃないの?」という意見もあろう。しかし、箱根はせいぜい16kmだ。今日の特訓は80km走ることであり、何が楽しくて山道を往復80kmも走らにゃいかんのだ。死ぬわ、そんなもん。

残るは北のほうだけとなった。
うちのそばには国道246号線というのが走っている。うちのあたりの標識では、行き先として渋谷が書かれている。渋谷はおしゃれな街だと僕は信じているので、「へぇー、この道があのオシャレのメッカ渋谷に続いてるのか」と、いつも遠い異国に思いを馳せる坂本龍馬のようにうっとりとしていた。
で、試しに渋谷までの距離を調べてみると、43kmくらいだった。ちょうどいい。

そんなわけで、80km特訓の行き先は渋谷に決まった。

* * *

で、張り切って6時に家を出発したところ、9時ちょうどくらいに渋谷に着いた。
片道40kmの道のりを3時間というのは、僕的には快挙だった。しかも、思っていたほど疲労もない。
ルンルンと足取りも軽く、代々木公園まで足を伸ばしたりした。

身体的疲労はなかったのだが、早起きで眠かった。だから代々木公園のベンチで仮眠した。平日の9時からベンチで眠りこけるオッサンの俺。その時はあまりに眠かったので何も考えなかったが、今にして思えば、周りからは人生の落伍者に見えたことだろうなぁ。
#いや、あんまり間違ってない見立てかもしらんが。

その後、さらに足取り軽く、好物のマジックスパイス下北沢店にも出向いた。運動の後のスープカレーはいつもより2割増しくらいで美味しかった。

12時半頃に店を出て、さて帰るかと走りだすと、暑かった。朝は曇っていたのに、いつの間にか太陽が照りつけていた。正午過ぎの太陽だ。キツイ。しかも、朝はほぼ無風だったのに、向かい風になっている。シンドイ。
漕いでも漕いでも先に進まないような気がした。

なんだかんだで、帰りは3時間半かかってしまった。坂道でママチャリのオッサンにまで追い抜かれる体たらく。ちょっと自信喪失した。

とはいえ、80kmもやりゃあ走れることがわかって、まずは満足。
あとは、明日の朝に疲労の回復具合をチェックする。

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ところで、ustream で車載カメラの映像を中継する件だけど、カメラの設置と画角は改善できたけれど、映像のコマ落ちがやっぱり酷いねぇ。せっかく、渋谷直前でチャリンコ・ライダー(♀)の背後にピタリと付けたりしたんだけどねぇ。・・・ていうか、彼女が速くて、あっという間においてかれたけど。

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