出発前、多くの人から
「お前に完走は無理。ましてや、箱根を越えることすらもできないだろう。」
と散々言われていた。
その箱根を本日突破。ザマミロ。
自転車に乗ったまま坂を登ることはできず、箱根登山の90%近くは自転車を押して歩いたのだが、そんなの関係ねー。とにかく、箱根の峠を越えたのだ。京都への距離を着実に縮めたのだ。
本来、今日は箱根(芦ノ湖)に宿泊の予定だった。箱根登山にどれだけの時間と労力を使うか想像がつかなかったからだ。
しかし、確かに激しく消耗したが、それ以上一歩も動けないというほどではなかった。芦ノ湖周辺を散策し、時計を見たら9時だった。日没まではまだたっぷりと時間がある。先に進むことにした。
どこまで行くかは決めてなかった。
ひとつの基準として、翌日の宿泊予定地である静岡駅周辺(府中宿)までにしようと思っていた。
そもそも、宿泊予定地は、毎日80kmときりがよく、それなりに宿泊場所の多そうな地域を選んであった。半端なところで止まって宿がないのは困る。翌日以降のスケジュールの組み直しもめんどくさい(宿泊地を変更しなければ、日程が前倒しになるだけだから簡単だ)。
ただし、箱根からは80kmもある。すでに2時間半も自転車を押して汗だくになっている。本当にそんなに走れるのか?
走れた。自分でもビックリした。自転車がどうにもとまらなかった。
なお、芦ノ湖に到着して、湖面のそばに座ったら、どういうわけか涙がどうにもとまらなかった。
理由はよくわからない。
富士山はちょっとだけ見えた。
旅程表 (7月12日版)
宿場 | 区間(km) | 総距離(km) | 当日移動(km) | 通過時刻 | |
---|---|---|---|---|---|
日本橋 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 2011年7月11日 7:00 スタート |
|
1 | 品川 | 7.8 | 7.8 | 7.8 | |
2 | 川崎 | 9.8 | 17.6 | 17.6 | |
3 | 神奈川 | 9.7 | 27.3 | 27.3 | |
4 | 保土ヶ谷 | 4.9 | 32.2 | 32.2 | |
5 | 戸塚 | 8.8 | 41.0 | 41.0 | |
6 | 藤沢 | 7.8 | 48.8 | 48.8 | |
7 | 平塚 | 13.7 | 62.5 | 62.5 | |
8 | 大磯 | 2.9 | 65.4 | 65.4 | |
9 | 小田原 | 15.6 | 81.0 | 81.0 | 7/11 16:00 箱根湯本・泊 |
10 | 箱根 | 16.5 | 97.5 | 16.5 | 9:00通過 |
11 | 三島 | 14.7 | 112.2 | 14.7 | |
12 | 沼津 | 5.8 | 118.0 | 20.5 | |
13 | 原 | 5.9 | 123.9 | 26.4 | |
14 | 吉原 | 11.7 | 135.6 | 38.1 | |
15 | 蒲原 | 11.1 | 146.7 | 49.2 | |
16 | 由比 | 3.9 | 150.6 | 53.1 | |
17 | 興津 | 9.1 | 159.7 | 62.2 | |
18 | 江尻 | 4.1 | 163.8 | 66.3 | |
19 | 府中 | 10.5 | 174.3 | 76.8 | 7/12 泊 |
20 | 丸子 | 5.6 | 179.9 | 5.6 | |
21 | 岡部 | 7.8 | 187.7 | 13.4 | |
22 | 藤枝 | 6.7 | 194.4 | 20.1 | |
23 | 島田 | 8.6 | 203.0 | 28.7 | |
24 | 金谷 | 4.0 | 207.0 | 32.7 | |
25 | 日坂 | 6.5 | 213.5 | 39.2 | |
26 | 掛川 | 7.1 | 220.6 | 46.3 | |
27 | 袋井 | 9.5 | 230.1 | 55.8 | |
28 | 見付 | 5.8 | 235.9 | 61.6 | |
29 | 浜松 | 16.4 | 252.3 | 78.0 | 7/13 泊(予) |
30 | 舞阪 | 10.8 | 263.1 | 10.8 | |
31 | 新居 | 5.9 | 269.0 | 16.7 | |
32 | 白須賀 | 6.5 | 275.5 | 23.2 | |
33 | 二川 | 5.7 | 281.2 | 28.9 | |
34 | 吉田 | 6.1 | 287.3 | 35.0 | |
35 | 御油 | 10.2 | 297.5 | 45.2 | |
36 | 赤坂 | 1.7 | 299.2 | 46.9 | |
37 | 藤川 | 8.8 | 308.0 | 55.7 | |
38 | 岡崎 | 6.6 | 314.6 | 62.3 | |
39 | 知立 | 14.9 | 329.5 | 77.2 | 7/14 泊(予) |
40 | 鳴海 | 11.0 | 340.5 | 11.0 | |
41 | 宮 | 6.5 | 347.0 | 17.5 | |
42 | 桑名 | 27.3 | 374.3 | 44.8 | |
43 | 四日市 | 12.6 | 386.9 | 57.4 | |
44 | 石薬師 | 10.7 | 397.6 | 68.1 | |
45 | 庄野 | 2.7 | 400.3 | 70.8 | |
46 | 亀山 | 7.8 | 408.1 | 78.6 | |
47 | 関 | 5.9 | 414.0 | 84.5 | 7/15 泊(予) |
48 | 坂下 | 6.5 | 420.5 | 6.5 | |
49 | 土山 | 9.7 | 430.2 | 16.2 | |
50 | 水口 | 10.5 | 440.7 | 26.7 | |
51 | 石部 | 13.7 | 454.4 | 40.4 | |
52 | 草津 | 11.7 | 466.1 | 52.1 | |
53 | 大津 | 14.3 | 480.4 | 66.4 | |
三条大橋 | 11.7 | 492.1 | 78.1 | 7/17 夕 ゴール(予) 祇園祭を避けるため、何らかの調整をするかも |
うおお、箱根越えお疲れ様でありました!
ゴールまで暑い日々が続くと思われますが、毎日最高気温の館林の空の下から旅の無事を祈っております。
追伸:今日会社から帰ったら7/11日分のはがきが届いておりました。コメント付きなのがグッドです!ありがとう。今日の分も楽しみです。
俺も坂道は無理せず歩くことが多いです。「登りの醍醐味がわからんとわ素人め」とか言われるけど、クロスで登りはいろいろ無理あるし、そもそも根性ないしねw
日程的に1日余裕ができたので、万が一のトラブル対応に当てるもよし、休養日にしてもよし、前倒しにしてゴールを早めるのもよし、といい感じのスケジュールになった気がします
完走目指して頑張ってください
あれ? UStream見てたけど、歩いてるとは思わなんだ。「凄いな、グイグイ登ってくな」と思ってたよ(比較の対象がないせい?)。
みかん汁さん:
ハガキ、一部消印が押されてなかったり、宿場名と違うものが付いていたりしたそうですね・・・。
http://alm-nyan.a-thera.jp/article/2746159.html?reload=2011-07-12T22:10:37
大変申し訳ありません。
あと、今日あたり届くだろう 12日のハガキ。ウエストポーチに入れていたのですが、箱根の山登りでありえないくらい汗をかいて、ポーチ内のハガキにまで浸水してました。
汚くてごめんなさい。先に謝っておきます。
Myfunaさん:
箱根の東側を登っているときに1人、Giant の白いロードレーサーに乗った人が自転車に乗ったままグイグイと登って行きました。
自転車を押している僕の横を、「おはよう!」と声をかけて爽やかに登って行きました。ちょっと抱かれてもいいと思った。
西側斜面を降りているとき、三島から漕いで登ってくる人も1人見ました。あっという間にすれ違って良く見えなかったけれど、その人にも憧れた。
いつかは、斜面を登れる男になってみたい。
steraiさん:
なんだ、じゃあ、歩いたことをカミングアウトせずに、騙し続けておけばよかったのか!?
おはよう舞妓さん: 東海道五十三クリング(15) -3日目-
昨日、予定を丸1日早めることができた。それで慢心してしまったのだろう。今日は最悪な1日だった。 * * * 朝、新しい和手ぬぐいをおろした。手ぬぐいを頭に巻いて、その上からヘルメットをかぶって走っている。昨日までは富士山の柄の手ぬぐいだった(写真上)。 今朝、「よーこがはりますなぁ」というタイトルの手ぬぐいをおろしたのだ。 舞妓さんが自転車で疾走するという柄の、楽しげな手ぬぐいだ(写真下)。 こちらで柄を見ることができる。永楽屋という店の商品で、通販もできる。 (富士山のやつもおなじ店のものだ。いろ…
今日の一曲
『100 %走破かもね』
(♪箱根~箱根~走破かもね~
クセになっちゃうかも~ね~♪)
懐かしすぎて、元タイトルがなんだったか一瞬思い出せませんでした。シブがき隊ですね。
永遠にアムロ: 東海道五十三クリング(19)
本日は、岡崎宿(38番)から亀山宿(46)まで移動。約93km。本当は関宿(47)まで行く予定だったのだが、そこには適当な宿がなかった。だから、一つ前でストップした。 そして、明日の夕方には京都に到着しそうだ。 * * * 今夜宿泊するカンデオホテルズ亀山は、亀山と関とのちょうど中間あたりだ。気分的には関宿に泊まったような気分になっている。 ネットで調べたら、朝食が付かない代わりに最上階の部屋(ベッドも大きい)が与えられるという宿泊プランがあったので即座に決めた。 さらに、僕がどこから来てどこに行く…