今週の放送ではついに笑福亭鶴瓶の息子が登場すると知り、いろんな意味でますます目の離せなくなった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第31回目の放送を見ましたよ。
昭和8年(1933年)。
善作(小林薫)は、ビワの葉温灸という新しい商売を始めた。その張り紙を店頭の目立つ所に貼ってしまった。小原呉服店の業態が混乱するばかりで、客も寄り付かなくなった。糸子(尾野真千子)は一家の先行きがますます不安になった。さらに最近の善作は、昼間から酒を飲んでは糸子に絡むようにもなった。
一方で糸子は、洋裁屋の宣伝に力を入れた。印刷屋に務めはじめた静子(柳生みゆ)の力を借り、チラシを作って街中に配った。
その頃、料亭・吉田屋では奈津(栗山千明)の結婚準備が進んでいた。奈津は嬉しそうにしていたし、自分の母(梅田千絵)以上に女将仕事にも熱心に取り組んでいた。
奈津の母が、糸子の洋裁屋のチラシを持ってきた。糸子をバカにしている奈津は、洋服を作るのは心斎橋に限ると言って、チラシに一瞥もくれなかった。しかし、吉田屋に出入りする芸妓たちの間では、近くで安く洋服が手に入ると言って好意的に受け止められた。
さっそく、芸妓の駒子(宮嶋麻衣)が糸子の所へやって来た。初めての指名客に糸子は慌てふためいた。一方の駒子は、糸子の様子を見て不安を覚えるのだった。
糸子と駒子は、婦人雑誌をめくりながらデザインの品定めを行った。
駒子が希望するのは、大人びて落ち着いたデザインの洋服だった。しかし糸子は、それらのデザインは、童顔で可愛らしい雰囲気の駒子には似合わないように思われた。もっとフワリとした可愛らしい洋服が似合うのではないかと提案した。
その提案に対して、駒子は自分には絶対に似合わないと強硬に反対した。聞けば、以前に心斎橋の洋裁屋で可愛らしいデザインのものを仕立てたが、自分にはまったく似合わなかったという。その洋服を着ると、顔色が悪く、足も短く見えたのだという。
その話を聞いた糸子は、洋服のデザインが駒子に似合わないのではなく、服の仕立てが悪かったのだと説いた。きちんと採寸して要所をしっかりと作れば足が長く見えるし、生地選びを失敗しなければ顔色も映えると説明した。
その話を聞いて駒子は納得した。本当は自分でも可愛らしい洋服が大好きだったのだ。その時の駒子は、見ている糸子まで嬉しくなるような笑顔を浮かべた。それを見て、必ず駒子の満足するものを作り上げようと決意するのだった。
採寸を済ませ、次は生地屋へ向かおうとした。しかし、その時に問題が3つ持ち上がった。
1つ目の問題は、生地を仕入れる金の問題だった。宣伝用のチラシを大量に刷ったため、糸子には金が残っていなかった。先日パッチを100枚作って手に入れた金は全て善作に渡していた。
しかし、他に頼るあてもなく、渋る善作に頼み込んでなんとか必要最少限の金を確保した。
次の問題は、一人で生地を見ていても、駒子に似合う色がわからないという問題だった。実際に駒子の顔に当ててみなければ、どの色が最適か判断することができなかった。店頭で糸子が困っていると、生地屋の主人(妻形圭修)が生地見本帳の存在を教えてくれた。それを借りて、糸子は急いで駒子に会いに行った。
最後の問題は、座敷に向かう途中の駒子を捕まえたものの、すでに白粉を塗ってしまっていて見本合わせができないことであった。翌日の昼間に、化粧を落として糸子に面会することを約束して、その場は別れた。
しかし、その日のうちに、化粧を落とした駒子が糸子の所へやって来た。予定されていた座敷が急遽なくなってしまったのだという。奈津の父・克一(鍋島浩)が急に倒れたのだという。予約を全て取り消し、店を閉めるほどの容態らしいと聞いて、糸子は心配するのだった。
今日は、駒子役として宮嶋麻衣が登場して胸が熱くなった当方です。
この女優さんは、朝ドラ『ちりとてちん』で主人公(貫地谷しほり)の親友をやっていた人ですね。噂によると、ヒロインのオーディションで1位になったのが貫地谷しほり、次点が佐藤めぐみだったとか。佐藤めぐみは、主人公のライバル役として登場することに。で、3番手だった宮嶋麻衣も甲乙付けがたいほど良かったために、主人の親友役として抜擢され、脚本にも修正が入って活躍場面が増えたとか。
#なお、この噂をどこで仕入れたのかは忘れました。
放送開始前から、宮嶋麻衣がどこかで登場するという噂もゲットしていたのですが、最近その事はすっかり失念していました。そんなわけで、急に彼女が出てきてとても嬉しかったわけです、当方は。
劇中でも語られている通り、可愛らしい顔の造作で当方好みのカワイコちゃんですし。
そんなわけで、今日は宮嶋麻衣を見ることができて感激しているわけです。