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NHK『カーネーション』第39回

これまで「飯は食えれば十分。食器はなんだっていい」と思っていたのだが、最近自分で作った料理をtwitterにアップするようになってから、毎日同じ皿だというのも芸がないよなとか(1日目2日目3日目)、オシャレな皿に盛りつけたらもっと美味しく食べられるんじゃないだろうかなどと考えるようになった当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第39回目の放送を見ましたよ。

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第7週「移りゆく日々」

奈津(栗山千明)は丸髷に結ってもらった。それは自分の少女時代との決別だった(既婚女性は丸髷にする習慣がある)。

仕事帰りの糸子(尾野真千子)は、髪結いの息子・勘助(尾上寛之)と道で出くわした。夕食はカレーライスだと聞いて、糸子は勘助の家について行った。すると、ちょうど奈津が髪を結い終わって帰るところだった。奈津は、自分は結婚するのだから、これからは子供時代のように馴れ馴れしくするなと言って、つかつかと帰って行った。
糸子らは髪結いの玉枝(濱田マリ)から、奈津が陰で苦しんでいることを聞いた。糸子は彼女のことを思うと複雑な心境になった。

ロイヤル紳士服店を辞めた糸子は、あらたに末松商店で働き始めた。ここは元は布地を売る店だったが、セーラー服の取り扱いも始め、店で縫製して売っている。洋裁の腕を買われた糸子は、店の奥で縫製を任されることになった。店にはおばさんばかり4-5人の縫い子がいた。仕事をしながらお菓子を食べたり、みんなで歌ったりと、楽しい職場だった。明るく、新入りにも優しい職場は初めてだったので、糸子は心底良い所だと思った。

しかし、糸子は洋裁の技術を磨きに来たのではないことをすぐに思い出した。善作(小林薫)から、もう1軒店を繁盛させることが洋裁店を開く条件だと言われていたのだ。
そこで糸子は、店主の末松(板尾創路)に売り子をさせて欲しいと願い出た。セーラー服縫製のノルマは家に持ち帰って夜に行い、昼間は店頭に立つことを提案した。そういうことなら店に損害は無いし、末松も店番をしなくて済むようになるというので認めてくれた。

しかし、糸子のがんばりにも関わらず、さっぱり店は繁盛しなかった。糸子は客に高い布を勧めたり、予備の生地を買わせようとするが、その言いなりになる客は皆無だった。家に仕事を持って帰ると、初めのうちは面白がって手伝ってくれた家族たちも、次第に飽きてきてほとんど手伝ってくれなくなった。末松からは少しも繁盛する素振りが見えないなどと、面と向かって皮肉を言われる。
糸子は商売の厳しさを知り、同時に仕事がつまらなく思うようになってきた。

ある日、一人の客(中村美律子)がやって来た。彼女は初めて洋服を縫うつもりなのだが、どうしていいかわからないと糸子に相談した。末松や他の客がいないのをいいことに、糸子は通常の接客以上に彼女に親身にした。客に似合う生地選びを根気よく行い、客の体に合わせて生地の裁断まで手伝ってやった。商売っ気を度外視し、あとは客が縫うだけの所まで整えてやった。
その布地を受け取ると、客は大満足で帰っていった。糸子もとても嬉しく思った。

一方、家での糸子は、呑んだくれてばかりの善作に腹が立つばかりだった。

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放送の冒頭では、昨日に引き続き奈津に関するエピソードが扱われました。しかし、かなりあっさりした内容です。玉枝が糸子に何かを話したのですが、具体的にどこまで話したのかは分からない流れになっていました。場面が切り替わると「はい、今話し終えましたよ」というシーンでした。どういった会話がなされたかは、役者たちの表情から読み取るしか無いという演出でした。彼女らの表情が暗かったので、あまりいい話じゃなかったとほのめかす程度です。
おそらく奈津の泰蔵に対する初恋と失恋を打ち明けたことまで糸子に話したのだと思われます。奈津は玉枝のことを信用して彼女だけに打ち明け話をしたのに、それを裏切るってどうなのよ?と思ったり、思わなかったり。とはいえ、糸子も奈津の初恋は知っていたので、喋ってもいいことになってんのかな?いずれにせよ、漏らしてしまったことは奈津には絶対秘密なんでしょうけど。
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