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NHK『カーネーション』第46回

ここの1枚目の写真(第8回名古屋CVPRML勉強会: とうごろぐ)のモデルは当方の知り合いであり、補正前で十分美人さんじゃねーかと言えるわけで、そんな彼女と初めて出会った時に交際を申し込もうと思ったこともあるわけだが、その時はまさに彼女自身の結婚式だったという間の悪い当方が、NHK朝の連続テレビ小説『カーネーション』の第46回目の放送を見ましたよ。

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第8週「果報者」

糸子(尾野真千子)は、タバコの栽培に使うという300坪のテントを一晩で縫い上げる仕事を引き受けた。
結婚が決まってからというもの、周囲のみんなはとても喜んでくれた。しかし、その結婚は親や親戚がトントンと決めていったもので、自分自身は何もしていない。だから、祝福される度に居心地が悪かった。
そんな矢先、自分を頼ってきてくれた客(はりた照久)がいた。それは自分の手柄だと胸を張れる。だから、無理な仕事でも喜んで引き受けたのだ。

テントを縫い始めると、それは思っていたよりも大変な作業だった。大量の布地が部屋中に散乱するし、休みなく徹夜で縫い続けなくてはならない。そして何よりも、テント用の分厚い生地は針がすぐに折れてしまうし、ミシンを動かすために通常以上の力で強く踏み板を押さなければならなかった。

糸子は夜半に膝の違和感を覚えた。明け方に無事テントは完成したが、その時には自分の足で立つことができなくなってしまった。
慌てた祖母(正司照枝)は、隣に住む履物屋の木岡(上杉祥三)をたたき起こして糸子を病院に連れて行ってもらった。
処置が早かったため、松葉杖を使えば自分で歩けるところまで回復したが、医者(国沢潤三)から向こう1週間はミシンの使用を禁じられた。

その間は、花嫁衣裳の生地合わせをするなど、のんびりと過ごした。神戸の祖母(十朱幸代)や母(麻生祐未)は大はしゃぎであれこれ注文をつけていたが、糸子はいちいち面倒くさくて仕方がなかった。結婚式など早く終わってしまえばいいと、どこか他人ごとのようであった。

一方で、結婚祝儀のかわりだと言って、洋服を注文してくれる人がぽつぽつと現れた。そのおかげで今月は少しばかりの利益が出そうだと、糸子はほくほくした。
けれども、仕事が増えた分はきっかり膝への負担となった。糸子の病院通いは長引いた。

ところがある日、看護婦たちの和装を見た糸子は、新しい洋服の売り込みのチャンスだと気づいた。
医者に掛けあって、10着分の制服を受注することができた。膝への負担を考えると医者は難色を示したのだが、「弟子が3人いて、彼らにミシンを任せている」と嘘をついて説得した。

ただし、困ったことに、家に帰ってきてから予定表を再確認すると、医者と約束した納品日は自分の結婚式の翌日であった。一瞬困った糸子であったが、少し早めに仕事をして結婚式の前日までに仕上げれば問題ないだろうと、あまり気にしなかった。

ところが、一向に良くならない膝のせいで、思ったように仕事が進まなかった。残り1着となったところで、結婚式当日を迎えてしまった。
祖母や母が会場に行くよう急かすのだが、仕事を終えてから行くと言って聞かなかった。彼女らを先に会場に向かわせ、糸子は一人で作業を続けた。

夕方になり、結婚式の開始時刻となった。列席者はみな揃ったのだが、肝心な花嫁席だけが空白だった。客を待たせるのも申し訳ないと、善作(小林薫)と花婿の勝(駿河太郎)が申し合わせて、先に宴を始めてしまうことを決めた。

会場の若女将である奈津(栗山千明)も、自分のことのようにイライラし始めた。花嫁のいない結婚式などあってはならないとカンカンに怒っていた。
しびれを切らせた奈津は、自分一人で糸子の家へ迎えに行くことにした。

すると、糸子がミシンの前で倒れているのを見つけた。

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いつもツンケンとして、特に糸子には冷たく当たっていた奈津だったのだが、ここに来て友情パワーを発揮するという展開。これはカッコイイ。

家で倒れている糸子というのは、膝が痛くて動けないという状態だろう。奈津は和服を着ているし、女の力で糸子を背負って運ぶということは難しいと思われる。果たして、どうやって会場までつれていくのか?

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